ダブルス

ダブルスの試合、「ペアがコートの外へ追い出された」ときに必要な守備的なポジショニングとは?

ペアで連携した守備ができるようになると、ダブルスは強くなるし面白い。

攻撃では連携出来るようになったけど、なかなか守備は・・・という方も多いと思います。

今回は、自分のペアがコートの外に追い出されるくらい、角度の付いた厳しいショットで相手から攻撃されたときを想定してみましょう。

アナタはほぼ、ダブルスコート上に一人。

さて、どう守りましょうか・・・?

 

ダブルスの試合、「ペアがコートの外へ追い出された」ときに必要な守備的なポジショニングとは?

 


 

■ダブルスでの守備の大原則は、ペアとの距離を近く保つこと

センターを空けず、しっかりダブルスのペアでの距離は近くする。

これが守備における大前提です。

「えっ?コート全体をカバーするのに、2人で近く・・・?」と思った方も多いでしょう。

近いといっても、大体2~3メートルくらい。

それ以上空いてしまうと、圧倒的に2人の間、センターの場所が狙われ弱点になってしまいます。

ネットに2人でいるときでも、ベースラインに2人でいるときでも、この距離感を保つよう意識することが大事です。

 

■ポジショニングも大事だけど、もっと大事なのはパートナーの返球意識

アングルショットなどで、厳しい角度で攻撃されてパートナーがやっと触れるくらいの場所に!

アナタが最高のポジションで守備をする気満々でも、追い込まれたパートナーがどんな返球をするかは、大事。

ハッキリ言って、この返球が全てと言っても過言ではありません。

追い込まれているのに、一発逆転を狙って相手コートに速いボールを打っていては、相手からも速い返球が返ってきて終了。

もちろんそのショットで逆転できるときもあるかも知れませんが、そんなギャンブルが通じるのはその程度の相手まで。

試合に勝てるペアは、まず時間を作る為に高いロブを使ったり、相手の後衛にスライス回転で返球したりして時間を作ります。

そして相手が打つ瞬間には、ある程度態勢を立て直している状態を作れると、ベストです。

 

■どうしても厳しいときは、相手の安全策をふさぐ

それでも、どうしても厳しいような場面では、相手の安全策をふさぐようにしましょう。

「簡単には、決めさせない!」という意識が、大事。

下がるだけだと、逆に守備範囲が拡がるのもテニスの難しいところ。

思い切ってヤマを張るのは、一味違います。

そしてその予測が当たったら、まずしっかりした返球をして、パートナーの態勢が整うのを待ちましょう。

崩されたら、慌てずしっかり守備から立て直す。

しぶといプレーをアピールして、最後はミスを相手の誘いましょう。

 

レベルの高い試合では、どうしてもこういうシチュエーションは発生します。

片方のペアがコート外に追い出されても、まずは慌てないこと。

逆転しようとせず、一度態勢を整え直すように意識を切り替える。

この感覚だけで、かなり守備力があがるはず。

あとはペアで練習ですね。

自分が厳しき攻撃されて追い出された時・・・しっかりつなぐプレー、出来ますか?

ピックアップ記事

  1. 「テニスラケット専用ウェイトボール」を使えば、素振りでのパワーアップも可能に!
  2. 寒くなる季節の変わり目に、テニスの試合で折り畳み式ブランケットは欠かせない
  3. ラジオ番組、始めました!
  4. いつからヨネックスのシューズは、こんなにカッコ良くなったんだろう
  5. 試合に勝つダブルスを極めたいなら、お勧めの一冊

関連記事

  1. テニス サーブ

    ダブルス

    ポーチのコースの打ち分けは、センターラインを超えるかどうかで決める

    ダブルスの試合で、私自身が前衛で意識していること。もちろん、基…

  2. テニス メンタル

    ダブルス

    相手の前衛に触られても、とにかく慌てないことが一番

    ダブルスの試合で、落ち着いてプレー出来るかどうか。これは、勝敗…

  3. テニス ダブルス

    ダブルス

    ダブルスの並行陣、「ストレートロブを落としてしまうペア」は、前にいる意味が無いのでは?

    ダブルスの試合で、2人でネットプレーに挑む並行陣。なかなか学生…

  4. ダブルス

    ダブルスのリターン側の前衛も、相手のファーストとセカンドに合わせてポジションを変えよう

    ダブルスのリターン側の前衛、この動きがしっかり出来ている選手は間違いな…

  5. テニス 戦術

    ダブルス

    ダブルスの試合で、「サーブが強力な対戦相手」と対峙した時の為に、2バックの陣形は練習しておこう

    オリンピックのテニス競技をテレビで観ていて、気になった方もいるのではな…

  6. テニス メンタル

    ダブルス

    ミックスダブルス必勝法は、男女でのラリーをどう戦うか

    ミックスダブルスで、勝率が悪いペアの原因は何なのか。きっと、勝…

特集記事

  1. その他

    「上級生について行けば良い」という考えは止めよう
  2. テニス ストローク

    シングルス

    シングルスの試合は、勝っても負けてもその結果を一人占め出来る
  3. テニス メンタル

    戦術

    試合では、「どこに打ちたいか」よりも、「どこに打てるか」で考えないと
  4. テニス ストローク

    ストローク

    ストロークでネットにかかるミスが多い人は、「地面にアゴを付けて下からネット」をじ…
  5. テニス サーブ

    サーブ

    サーブを打つときに意識したいのは、「トスアップをした腕」
PAGE TOP