テニス 粘り

メンタル

テニスは試合自体が楽しいんじゃなくて、試合を通じて自分が成長出来ることが楽しいんです

目次

テニスの試合、みなさん秋は特に多いんじゃないでしょうか。

正直、大変なこと、辛いこと、しんどいことばかりですよね・・・私もそうです。

でも、何で大人にもなって真剣勝負の試合に出続けるのか?

そう聞かれたら、私はこう答えます。

 

テニスは試合自体が楽しいんじゃなくて、試合を通じて自分が成長出来ることが楽しいんです

 

1.試合中は、楽しいことなんて無い・・・かも

みなさんは、どうでしょう?

私自身は、試合中は楽しいと感じること、すごく少ないです。

むしろ仕事をしているような気分、にさえなります。

いや、色々上手くいって勝っているとき、は楽しいと感じる事はありますよ。

でも、ほとんどの試合、そんな瞬間は稀じゃないですか。

辛く苦しい、目の前の1ポイントを何とか絞り出す。

ミスするのが怖いし、周りの目も怖い・・・そんなのばっか、じゃないでしょうか。

 

2.試合を通じて、自分が変わっていくのが面白い

私は、特に社会人になって、こう感じるようになりました。

学生時代は全く、そんなことは感じなかったですけどね。

試合を通じて、自分が成長してく・・・というより、どんどん変わっていくんですよね。

私自身、今はこういう記事書いてますが、昔は感情に身を任せてラケットは折るわ、反則取られるわで、最悪な感じでした。

そもそも、バンバン打っていくスタイルでしたしね。

でも、試合を通じてテニスが変わると、自分の考え方や生活まで変わっていく。

これが、「楽しい」と思えるようになってきた感じです。

試合に出ているみなさんも、近しい感覚あるんじゃないでしょうか?

じゃないと、正直やってられないですよ。

貴重な土日、休みたい身体に鞭打って、お金払って試合に出てほとんどの試合は負けて終わり。

普通の人、テニスをやらない人からすると、「頭おかしいんじゃないの・・・?」と思われるでしょうね。

 

3.人が成長するときは、人と出会うとき

これも、私がテニスに感謝している一番大きな部分ですね。

まず、テニスをやっていなかったら出会えていない人、気付いていないこと、たくさんありました。

これからも、きっとたくさんあると思います。

こういうのって、社会人やベテラン選手になって、本当に貴重だと思うんです。

学生時代は、自然と先輩がいて後輩がいて、どんどん待っていても出会いってあるじゃないですか。

でも、大人になるとそれは違う。

もちろん、仕事やお客さん、紹介や趣味などで新しい出会いはあると思いますよ。

でも、テニスを続ける、それも試合に出るとなると、私はその量と質はすごく高い、大きいと思っています。

だって、大人になってからの真剣勝負、ですよ。

勝つか負けるか、結果は2つに1つです。

だからこそ、このリスクを覚悟で試合に出ましょう、と。

試合中は楽しくない、辛いことだらけです。

でも試合を終えた瞬間、試合以外の場で、自分の成長を感じて楽しい、と思えるはずですから。

 

4.真剣勝負した間、でしか築けない関係がある

3.の話に続きますが、これは大人になってからもある、大事な機会です。

ライバルや凌ぎを削る仲間って、学生時代だけの話でしょうか?

その時期にしか戦えない関係、もあると思いますが、私は違うと思いますよ。

大人になってから、それこそ幾つになっても、人生にライバルは必要です。

切磋琢磨していく、試合の中でお互いを認め合って成長していく。

これはむしろ、生涯必要なことだと思います。

たかがテニス、されどテニス。

きっと、これは試合に出ている人にしか感じられないこと、最高のご褒美だと思うんです。

 

このサイトを読み続けて頂いている方には、私は本当に頭が下がります。

アンケートの回答の中には、20%くらいでしょうか、社会人からテニスを始めてドはまりした、という人が結構いらっしゃいます。

すごく嬉しいし、私自身こういう方がこれからのテニス界を盛り上げていってくれる、と信じています。

試合は辛い、成長は楽しい。

そう感じる機会がある限り、テニスはいつでも私たちに何かを与え続けてくれる。

「プロ目指す訳でも無いのに、試合に出るの?」という方もいるでしょう。

みなさんは違うかも知れない。

きっとみなさんそれぞれの、自分の人生のプロフェッショナル、を目指している途中。

まだまだ、道は長いですけどね。

私も一緒に寄り添って、歩いていきたいと思います。

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