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もうすぐ3月も終わり、4月は新学年になって新しい季節に。
中学・高校・大学などの学校では、新入生がテニス部に入部してきて活気が出る時期になりますね。
そのために、テニスを始める新入生にしっかり基礎を身に付けてもらうような練習メニューを考えたい、という方は多いと思います。
今回はそんな上級生の方の為に、メニューを考えるヒントや具体例を少し、ご紹介したいと思います。
4月からテニス部に入部してくる、「新1年生向けに基礎的な練習メニュー」を考えたいときには・・・?
■まずストローク、で大事なのはグリップから
最初にテニスを教えるうえで、ストロークのグリップは大事です。
意外と見落とされがちですが、「グリップ」をしっかり覚えていないとボールが上手くコートに収まってくれません。
フォアハンド、バックハンド共に、セミウエスタンと呼ばれるスピンがかかりやすい、少し打点を前にしたときに地面と垂直になるようなグリップを、ぜひ教えてあげて下さい。
バックハンドも同じで、打点を前足の少し前にしたときに、地面と垂直になるように。
そこで前からラケットを押してみて、しっかり押し返せるだけの力が入りやすいような持ち方、グリップを初心者の方には教えてあげましょう。
■ラリー練習は、「速い判断と構え」を徹底しよう!
ストロークのラリーの練習では、慣れないとなかなかラリー自体が続きませんよね。
そんなときは、誰かが後ろに立って、「フォアかバック」なのか、「ラケットを引いて!」という声をかけてあげる練習がオススメです。
初心者の方がラリーが続かない理由って、ほとんどが「準備が遅い」から。
相手が打った瞬間に、フォアなのかバックなのか、そしてラケットを引くことが出来ているかをチェックして声掛けしてあげる。
これだけで、ラリーが繋がるようになって練習も楽しくなるはずです。
■早くからゲームに慣れて、テニスの試合の醍醐味を知ってもらおう!
新入生の人、テニスの初心者の人こそ、試合をすべきだと私は思っています。
試合で何かの必要性を感じたり、出来なくて悔しい・・・と感じるからこそ、練習でしっかり主体的に取り組むことが出来る。
色々できるようになってから試合、をするのではなく、出来ない状態で試合をして「出来るようにするには、どうすればいいか?」を考えさせる。
そのプロセスが、練習において一番大事だと思っています。
さすがにサーブはなかなか入らないと思いますので、横からボール出しをしたところからスタート、で充分ゲームは楽しめる。
しっかりポイントを数えて、勝敗を付けてあげるようにしてやってみて下さい。
「教え過ぎる」のは、何事も良くないと思います。
「ここからは、自分で考えて、自分の感覚を大事にしてみて」と、初心者の人にも伝えることは大事です。
だって人それぞれ、体格も感覚も全て違う訳ですから。
上級生の方は無理せず力まず、自然体で新入生の方に接してみて下さい。
しっかり考えて準備してあげれば、きっと応えてくれるはずです。