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普段の練習では疲れないのに、試合になると途端に疲れが出て後半は痙攣してしまう・・・。
特にシングルの試合では緊張感もあり、呼吸も乱れていくこともしばしば。
体力が切れそうになっても、試合は投げ出すことができません。
そんな絶体絶命の環境の中で、どんなことができるでしょうか?
「シングルスの試合で、体力が切れても粘り勝ちしたい!」ために必要な考え方4つ
1.現状のスコアから、試合の終了までのマッチメイクをイメージする
まずは落ち着いて、今現在のスコアを確認しましょう。
リードしているのか、リードされているのか。
ゲーム差はどの程度で、相手はどんなプレースタイルかをしっかり意識しましょう。
出来る限り早く試合を勝って終わらせたいところですが、焦っては禁物です。
アナタが出来る、できるだけ体力を使わない形でのポイント奪取をイメージて試合を進めましょう。
2.相手の意表を突くショットを混ぜて精神的に優位に立つ
具体的にどうすれば良いかを考えたときに、まずが相手の意表を突くプレーが必要です。
対戦相手が、「この選手はスタミナ切れだな・・・」と思っていれば、逆にしめたもの。
ドロップショットやムーンボールで相手を動かし、「まだ自分は勝ちを諦めていない!」という意志を示しましょう。
こういうしぶとい相手は、リードしていても非常に嫌なもの。
今までのプレースタイルから変えられるように、普段からショットの引き出しは多く用意できるよう練習しておきたいですね。
3.痙攣は回復することもあるので、とにかく諦めない
それでも、ついには脚が痙攣してしまうケースもあるでしょう。
これも、まずは落ち着いて深呼吸することが大切。
チェンジコートで水分補給、ストレッチ、持っていれば痙攣用の薬や漢方を服用すれば、回復するケースもあります。
とにかく諦めないことと、本当に脚が動きにくくなったらせめてコートの前に入り、ドロップショット系はケアしましょう。
相手も痙攣した選手相手の試合は慣れていないので、戸惑うはずです。
とにかく諦めずに勝機を探ることが、大切です。
4.それでも無理はせず、試合後の身体に必要以上の負荷をかけないこと
アナタのテニス人生は、長く続いていきます。
どれだけ頑張っても厳しい、身体に異常を感じたならば棄権することも良い選択です。
怪我をしてテニスができない状態が続くことは、避けなければいけません。
その悔しさは、特に団体戦であれば夜も眠れないかも知れません。
でもいつかあの日、あの経験が良かったと言える日が来る。
その為にも、例え棄権するにしてもコート上でのやり残しは無いように。
今年の全米オープンでも棄権した選手は、過去最大の13人。
身体を鍛えぬいているプロ選手ですら、この数です。
経験しないにこしたことは無いですが、試合に出続けている以上、こういう苦しい場面は必ず訪れます。
同時に逆のパターンとして、対戦相手がスタミナ切れするケースもあるでしょう。
痙攣して動けない相手に、しっかりとテニスで勝ち切れますか?
普段から考えてイメージしておかないと、大切な試合で勝ち切ることができないでしょう。
一度テニスノートに、アナタ自身でまとめてみることをお勧めします。