テニス 客観視

その他

「今勝つテニスと将来勝つテニス」目の前の試合で勝つことだけを考え過ぎないこと

テニスはディフェンスが重要。

安定感がないと試合で勝利を掴むのは難しい。

だから試合に出場して試合慣れしてくると、安定感のあるショットを出来るだけ使って自らミスをしないようにすることと、相手にミスをさせようとすることを優先的に考えてプレーをするようになる。

 

「今勝つテニスと将来勝つテニス」目の前の試合で勝つことだけを考え過ぎないこと

 


 

これはどの世代のテニスもそうだから、ジュニアも同じ。

特にジュニアテニスなんて「趣味でやってる」というより、将来テニス選手になることを夢見てコートに立っている子が多いから、余計に勝敗が重要になってくる。

ある程度技術があるジュニア選手は、安定感あるプレーと優先しながらも、しっかりとしたストロークやサーブを打つことは出来るが、まだまだテニス歴も試合経験も浅い子はどうしてもラケットでボールを当てる程度でしか安定感あるショットが打てない

思い切って振ってみたら、緊張のあまりとんでもない方向に飛んで行ったりするので「振っちゃいけないんだ・・・」というふうに学習してしまったりすんだよ。

その結果、しっかりラケット振れて速いショットを打てるのに、安定感が身に付いていない・・・ということで、試合で結果を出せない子は、どうしてもテニスから離れていってしまうことも多い。

逆に小さい頃から結果を出している子は、余計な事をしないで黙々と繋ぎ続けることが勝つために必要なんだって思ってしまったりする。

当然年齢もレベルも上がってきたら、パワーショット系のアグレッシブテニスは必要になるのだから、しっかりラケットを振れる子にもテニスを続けてもらいたいし、ただ繋ぐだけで勝利を得ている子にも徐々に変わって行ってもらわないといけない。

その為にはどうすればいいか・・・。
 



 

まずスウィングの目的はボールを速くするためだけでなく、回転量を増やす為という目的があるという事を覚えさせて、しっかりスウィングが重要であることを覚えさせることが大事

それから、目の前の一勝も大事だけど、2,3年後のテニスを意識させて長いスパンで取り組ませることも重要。

試合には出続けなきゃいけないんだけど、常に周りでその子のテニスがちゃんと将来に繋がるプレーをしているか見届ける必要がある。

頑張れ、子供達。

 

■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ

ピックアップ記事

  1. テニスフリークなら必携のタオルは、「作戦ボードタオル」で決まり!
  2. テニス選手の熱中症・痙攣対策に、ミニクーラーボックスは必需品!
  3. みなさんに感謝の気持ちを込めて、新しい取り組みを始めます!
  4. 真夏のテニスの試合に必要な、熱中症対策のマストアイテム5つ
  5. 全日本テニス5回優勝!佐藤博康プロにボレーのコツを聞いてみた①

関連記事

  1. その他

    T-PRESS 高西コーチ女子ダブルスイベント 参加者アンケート

    先日はイベントにご参加頂きまして誠にありがとうございました!…

  2. テニス 睡眠

    その他

    「テニスの翌日に、疲労が抜けない・・・」という方に試して欲しい4つの方法

    テニス選手であれば、連日連戦・・・なんてこともある。疲労回復が…

  3. その他

    「今のはイレギュラーしたから、仕方ない・・・」と思っていては、そこで成長が止まってしまいます

    テニスの上達が遅い、試合で勝てない人にはある共通点があります。それ…

  4. テニス メンタル

    その他

    良い意味で「対戦相手を認める」ことが出来れば、試合はもっと楽に戦える

    ネットを挟んだ相手は、倒すべき相手。もちろん、倒す為には対戦相…

  5. その他

    【少人数制】7/28(月) 八木コーチ 女子ダブルスレッスン in 武蔵野テニスシティ

    7月の八木コーチイベント、7/28(月)は少人数制で武蔵野テニスシテ…

  6. その他

    相手選手へのマナーとして、「1stサーブがフォルトしたときには、ボールを深追いしない」ことを意識しま…

    悪気は無いんだけど、相手の印象を悪くするマナー違反、のようなことがテニ…

特集記事

  1. テニス 客観視

    メンタル

    自分の敗戦と正面から向き合える人は、実はすごく少ない
  2. フットワーク

    相手が打つ前に、攻撃的なポジショニングが取れているか?
  3. サーブ

    テニスの試合では、「速くて深いサーブ、意味が無い」ような場面もある
  4. テニス サーブ

    サーブ

    サーブこそ、最近の自分を動画で見ておかないといけないショット
  5. 練習メニュー

    「限界のその向こう」へ導くテニスの練習には周りの声掛けが大切!
PAGE TOP