テニス メンタル

戦術

言葉に出来ないことは、「考えていないのと同じ」だということ

寡黙にテニスに、一生懸命。

とても大事なことですが、私はあえて、「テニスを言葉にする力」も必要だということを伝えておきたい。

言葉にすれば、それはアナタの大きな力になる。

何より、考えを整理することが出来るし、結果的に勝つことが出来る。

言葉に出来ないと・・・ともすれば、誤解されてしまうことだって多いんです。

 

言葉に出来ないことは、「考えていないのと同じ」だということ

 


 

■「何で誰も、俺のこと分かってくれないんだ・・・」という学生の皆さんへ

「なかなか、部活でもサークルでも、理解してもらえない・・・」という方、結構多いと思います。

お悩み相談でもたくさん頂くんですが、コミュニケーション不足なんだろうなと思いつつも、恐らく本人が発している言葉が足りないのが大きな原因。

「テニスさえ出来ていれば、人と話したり必要無いよ」と、どこかで諦めていませんか?

周りに理解してもらえないと、結果的に損するのはアナタ自身。

そして何より、人と会話していくことはアナタ自身のテニスを形作っていくこと、考えていくことに非常に重要な要素になるのです。

 

■人とテニスについて話すから、考えるようになる

たくさんの人と「テニスについて会話」していると、嫌でも自分について考える。

考えるから、何か言葉にして伝えたいと思うし、自分のプレースタイルや作戦、考え方についても整理出来ていきますよね。

スポーツって、言葉にするのは難しいモノ。

観て、やってみて感じる、というのがほとんどですからね。

ましてや、グダグダ話している時間があったら練習したい!と思うのも自然。

でも、テニスについての言葉が足りないと、それは思考力の低下につながる。

だって、試合中も自分と会話したり、相手を観察して「何がどうなっている」の「何」が言葉に出来ないじゃないですか。

それって、結果的に考えていないのと一緒、なのです。

 

■いつまでも独りよがりのテニスでは、成長出来ない

独りよがりのテニスで成長出来るのは、中級者レベルまで。

そこから先に進むには、何かが必要になってきます。

それは、テニスを好き、という以上の何か。

時間も割かないといけないし、勝つためには「やりたくないけど必要なこと」も、たくさんこなしていかないといけない。

「テニスについて、しっかり考えられてているかどうか」は、アナタの成長に欠かせなくなる。

それは、「テニスを言葉に出来ているかどうか」にかかっているのです。

小さいことからでも良い、テニスノートに書いたり、周りとテニスについての話、してみて下さい。

 

「最近、テニスどう・・・?」みたいな感じで、充分。

私だって、毎回他愛もない話を周りとしてばかりです、難しい話なんてほとんどしない。

その簡単な会話の中に、自分のテニスのヒントもたくさん隠れているはず。

だからこそ、アナタ自身に伝えておきたい。

言葉に出来ないことは、考えていないのと同じ、だということを。

ピックアップ記事

  1. テニス部・テニスサークルとして勝てる集団になりたいなら、「スコアシート」は欠かせ…
  2. 男子シングルスの試合を戦い抜くなら、大量発汗にも耐えうるタオルチョイスを
  3. 【最大6名少人数制】10/1(水) 八木コーチ 女子ダブルスレッスン inSEN…
  4. 【プロトレーナーに聞いてみた!】痙攣対策とアミノ酸について
  5. 水で濡らして絞って振れば、何度でも冷たくなるタオルが使える

関連記事

  1. 戦術

    前に入りながら打つことでの、副産物とは?

    最近強い人のテニスを観ていて、感じること。みなさん、必ず下が…

  2. テニス ボレー

    戦術

    チャンスでのフォアボレー、動かすのは10cmでOK

    フォアハンドボレー、ネットに詰めて・・・あとは決めるだけ!これ…

  3. 戦術

    ミスをして良いポイントで、ミスは大丈夫

    試合でミスもしているけど、確実に勝ち上がる人。こういう人って…

  4. テニス 調子

    戦術

    テニスの試合で調子が良いときこそ気を付けたい、「得意なショットとコース」に固執すること

    自分の調子が良い・・・ときに試合に勝てる、と限らないのがテニス。…

  5. 戦術

    甘い攻撃こそ、上の試合では格好の餌食になる

    みなさんも、上のレベルの試合になると痛感しているはずです。失点…

  6. テニス メンタル

    戦術

    強い相手と試合が終わった後ほど、しっかりと強く握手して欲しい

    みなさん、試合後の握手。どんな感じでしてますか・・・?って、あ…

特集記事

  1. テニス メンタル

    日々の雑記

    自分のテニスが上達していくと、「現実的にはこんな感じかな?」はイメージ出来ますか…
  2. テニス 攻撃

    サーブ

    ワイドへのスライスサーブでしっかり相手を追い出したら、あえて「逆」のスペースを使…
  3. テニス ダブルス

    ボレー

    ボレーのコントロールは、「ボールを捉える前のラケット面作り」が9割
  4. テニス フットワーク

    リターン

    ダブルスの試合でリターンのコースをギリギリまで隠して打ち分ける、ある裏ワザを考え…
  5. ダブルス

    雁行陣で、実は狙い目なのは…?
PAGE TOP