練習メニュー

テニスの試合に勝てる頭の回転が速い人は、「練習から優先順位」を付けている

現代テニスは、オールラウンドが基本。

それこそ、弱点があればそこを突かれて負けてしまう、そんなプレースタイルの試合が多くなっています。

ですが、「全部の技術を極めたい」と思うのも、ちょっと考えモノ。

向上心が強いのは良いことですが、練習で出来ることも限られてしまう。

このことを頭に入れて、今回はこんなテーマで書いてみます。

 

テニスの試合に勝てる頭の回転が速い人は、「練習から優先順位」を付けている

 


 

■「全部を平均的に向上させる」ことで、試合に勝てる?

私自身、高校時代は学校にコートが無かった。

練習は市営のコートを借りて、1面で20人くらいの人数で2時間。

とても満足のいく練習が出来ていたとは言えない。

だからこそ、自分の中で「優先順位」を徹底的に意識して練習していた記憶があります。

中でも「サーブ」と「リターン」は、全ポイントの最初のショットですから、しっかり時間を割いて練習してきた。

結果的に、平均的にストローク中心で練習していた同期のライバルより、結果を残せたんだと思います。

 

■「試合に必要なもの」を、アナタなりに考えてみましょう

アナタ自身、試合の中で足りないものを考えると、練習で必要な優先順位が見えてくる。

「サーブ」「リターン」はまず、外せないとして、その次は何でしょうか?

この答えは、アナタ自身で持っている。

バックハンドストロークかも知れないし、ダブルスを主軸にしているプレイヤーの方であれば前衛のポーチかも知れない。

「この技術をレベルアップさせれば、勝利が近付く」という感覚を、本気で養ってみましょう。

 

■思い切った方向に振れてみる、のも悪くない

時に、思い切った方向性で練習をしてみるのも良い。

私は社会人になって、ダブルス主体のプレースタイルになったときに、徹底的にストロークを変えました。

走力を考えるとベースライン後ろで走り回るのは無理、だったらベースライン上、一歩前くらいでプレーできるように変えていく。

そう、観る人が観れば「おじさんテニス」なのかも知れません。

でも、それで良いと私は思っています。

勝てないと悩む前に、練習の方法や優先順位を変えていく。

この勇気が、テニスの試合で勝つ為には大事です。

 

練習は、無限に出来る訳では無い。

むしろ、社会人の皆さんは数少ない練習機会を有効に活用しないといけない。

自分自身で考えて、「優先順位」付けてみませんか?

きっとメリハリが効いた良い練習、出来ると思いますよ。

ピックアップ記事

  1. テニスのニューボールの状態を維持出来る、「ボールキーパー」って?
  2. 【最大6名少人数制】10/27(月) 涌井コーチ 女子ダブルスレッスン inSE…
  3. HEADラケットのスタンダードモデルを使い続けて、気付いたことまとめ
  4. テニス選手のフットワークを支える、足首サポーター「ASO」
  5. 読者のみなさんへ、アンケートのお願いです

関連記事

  1. テニス メンタル

    練習メニュー

    テニスの練習、基本的な考え方は「試合よりも難しい環境」の中に身を置いて鍛えることです

    強いテニス選手、学校、チームの選手は、口を揃えてこう言います。…

  2. テニス チャンス

    練習メニュー

    試合に強くなる練習って、どんな練習?のヒントになる5つの視点

    練習環境には恵まれているのに、試合で勝てない。試合中に、自分の…

  3. 練習メニュー

    練習で上手くなる、という発想は危険

    テニスは練習で上手くなる。これは、ある意味危険な発想だと私は思…

  4. テニス

    練習メニュー

    半面ラリーで相手を倒す、それがテニスの練習の本質

    「どんな練習をすれば良いのか、分からない」「ただ、何となく半画…

  5. テニス 緊張

    練習メニュー

    試合直後の練習こそ最高、だけど難しいなら・・・どうしましょう?

    「一番良い練習方法、教えて下さい!」というご依頼を、たくさん頂きます。…

  6. テニス ドロップショット

    練習メニュー

    本当に勝ちたいライバルがいるなら、そのライバルを軽くひねれる相手と練習しよう

    漫画「ベイビーステップ」を読んでいると、感じるものがある。著者…

特集記事

  1. テニス 準備

    ボレー

    オープンスタンスでのボレーの時に、しっかり「ドロップボレーの準備」も頭にイメージ…
  2. テニス ドロップショット

    メンタル

    「打たれる」から「呼び込む」に意識の変えることでテニスは強くなる!
  3. テニス サーブ

    その他

    「全豪オープンテニスはここを見よう!」試合の現場で必要なテニス観を身に付けるポイ…
  4. テニス スマッシュ

    ボレー

    ボレーボレーの泥試合、ロブボレーを使おう
  5. テニス メモ

    日々の雑記

    テニスの成長は、点で考えずに線で考えよう
PAGE TOP