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シングルスに強い選手、憧れますよね。
誰でも一度は、団体戦で2-2で自分に回ってきてシングルス3で勝利上げて歓喜の瞬間を・・・なんて、考えるのではないでしょうか。
それでも、実際にシングルスの試合は難しい。
どこに打っても良い訳では無く、自分がカバーに走る部分も計算して配球しないといけない。
それでも大事なのは、まずしっかりクロスとダウンザラインに打ち分けられること。
定番の練習メニューについて、上手くカスタマイズしていく方法を今回はご紹介します。
「すぐにでも、シングルスを強くなりたい!」人は、レベルに合わせた8の字ラリーをしっかり練習しよう!
■プロ選手でも、ほぼ全員が行う8の字ラリーのドリル
8の字ラリー、というのを聞いたことはありますか?
やる内容はいたってシンプル。
1対1のシングルスコートでストロークラリーを、片方の選手はひたすらクロスに、その相手の選手はひたすらストレートに打ち合いながら、ラリーしていくというもの。
ですが初中級の選手や、自分のストロークスピードがコントロール出来ない人がやろうとすると、なかなか続きません。
クロスのボールが中央に流れたり、ダウンザラインのボールがサイドアウトしたり・・・と、散々な結果になってしまいます。
■コートの横の長さは、レベルに合わせて設定する
そこで工夫したいのが、コートの横の長さを短くすること。
シングルスのサイドラインよりも左右1メートルずつ内側にラインを引いて、このラリーを実践していましょう。
カラーコーンを置くなどして、目印を作っても良いと思います。
狭いスペースでは、走る距離も少なく戻るのも楽になるので、ラリーが繋がりやすくなるはず。
このラリーをしっかり打てるようになれば、少しずつ左右に距離を拡げていければOK。
最初からシングルスコート全開でやろうとすると、難しいので注意が必要です。
■90%の確率でミスしないショットスピードで続けることが大事
スピードはゆっくりでもOK。
徐々に慣らしていく感覚で、まずはしっかりラリーを繋げましょう。
しっかりとクロス、ストレート方向に、誰が見ても飛んでいると分かるような軌道でボールを打つこと。
90%以上成功するくらいの、自分のショットスピードで練習しなければ試合で使えません。
ポイントは、しっかり回転量を多くしたショットでラリーを継続すること。
この練習は、プロ選手もほとんどの選手が実施している実戦的な練習です。
とにかくミスを少なく、かつ厳しいコースを安全なスピードで打てるように、意識してみて下さい。
この練習が安定して出来るようになれば、試合でどういうことが起きるか?
もうこれは、「練習通りにやればOK」というスタンスに自信が生まれるはずです。
実際にレベルの高い相手とこの練習がしっかり出来れば、試合はもっと楽なはず。
クロスとストレートのしっかりとしたコントロール、が出来ればシングルスはそうそう簡単には負けません。
地味な練習ですが、部活の中でも効果的に取り入れてみて下さい。