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先週、あるテニスのイベントでスピードガンコンテストの企画をやる機会があろいました。
私は計測係として、ソニースマートセンサーを用いて計測していたんですが、実際に表示される速度と、リターン側で感じる速度、にかなり差があるように感じる。
皆さんも、野球の試合など生で観る機会があれば、感じる機会はありませんか?
表示されているスピード、本当に出ているのかな・・・と。
出ているとしても、実際に試合に使えるのは重たいサーブ、ですよね。
「150kmでも軽いサーブと、120kmでも重たいサーブ」の違いは、どこから生まれるのか?
■サーブの重さは、どこから生まれるのか?
端的に言えば、私は回転量だと思います。
回転をかければかけるほど、計測速度は遅くなる。
ですが、バウンドしてから失速しないのが大きな特徴。
良いスピンがかかっていると、実際に計測したスピードよりも速く感じる。
■イメージしたいのは、初速から終速までの差が少ないサーブ
テニスのサーブは必ずワンバウンドさせますから、打った瞬間が一番速い。
その後バウンド後には一気に失速してしまう・・・のは仕方ないんですが、やっぱりこの差を小さくしていきたいですよね。
その為には、やっぱり手先で打つフラット系より、下半身を使って打つ回転系のサーブが試合で使える。
相手が打つ瞬間まで力を持っているサーブ、をまずは自分でイメージしていきましょう。
打った瞬間の速さ、なんて試合では何の意味も成しません。
■手首だけで速く打つサーブは、使えない!
実際スピードガンコンテストをしていると、手首のスナップで打つフラットサーブがスピードが出やすい。
ですが当然、試合では安定感も無いし使えない。
バレーボールやバドミントンを経験されていた方は、少しこの癖が残る方が多いようです。
この事実を、特に男子学生の皆さんはしっかり自覚すること。
試合でスピードガンコンテストみたいになっている人・・・いませんか?
120kmでも重たいサーブ、を目指しましょう。
実際に120kmの速度って、サーブとして見れば「普通」の速さ。
ですが、大事なのはバウンド後の伸び。
どんな名選手でも、サーブは必ずバウンドさせないといけない、ルール上。
下半身をしっかり使ったサーブ、練習していきましょう!