テニス サーブ

メンタル

「テニスコートは楽しい場所?」現役選手なら、その考えは甘いかも知れません

試合での厳しさ、を知っている選手なら分かる。

いや、試合に出ている社会人の方、レベルに限らず、テニス選手は孤独な存在。

テニスコートは、アナタにとってどんな場所ですか?

 

「テニスコートは楽しい場所?」現役選手なら、その考えは甘いかも知れません

 


 

■いつだって本気なら、テニスコートは苦しい場所

私も学生時代は、テニスコートにいるのが苦しかった。

そもそも学校にコートが無く、テニスが出来るだけで楽しい!と思えていましたが、それも中学1年の春まで。

本気で上手くなりたいと思って厳しい練習をしていれば、テニスコートを見ると吐き気がしてくる。

今でも、サイドラインを何度も往復したトレーニング、ネットタッチとベースラインのダッシュを繰り返した記憶は、吐き気と共に思い出されます。

でもそれ以上に苦しかったのは、「負ける悔しさ」を味わい続けたことだと思います。

 

■体力的な苦しさ、よりも精神的な辛さの方が残る

どんなに厳しい練習でも、体力的なトレーニングは終わる。

そして体力は一晩寝れば回復出来る。

ですが、大事な試合で負けた、誰かを悲しませてしまったような経験は、消すことも解消することも出来ない。

辛い自分と向き合っていかないといけないのが、テニス選手なのです。

辛い記憶と共に、テニスコートも辛い場所になるでしょう。

ですが、それで良い。

その悔しさこそ、スポーツの大切な要素でもあるのですから。

 

■辛いテニスコートから逃げなければ、それはアナタの強さになる

どんなに辛くても、苦しくても、テニスコートに帰ってくる。

この強さは、きっとテニスコートを離れてもアナタの根幹を形成し続けるでしょう。

何度も書いてきましたが、「テニスの試合に出る」こと自体、とても勇気が要ること。

社会人にもなって、お金も払って、言い方は悪いですが「ほぼ負けに行く」ような試合もある訳じゃないですか。

でも、きっと辛い経験も糧になる。

そしていつか、かけがえの無い勝利という味を味わうことが、アナタも出来るでしょう。

 

どうしても辛いときは、テニスコートから離れても良い。

そして離れて、自分が大嫌いになったコートを眺めてみて下さい。

何日か経って、またその場に立ちたいを想えてくれば、きっとアナタはまた一つ、強くなる。

ずっとテニスが好き、テニスコートが居心地が良い選手なんて、ただ鈍感なだけ。

テニスコートは楽しい場所でなくて良い。

選手として、人として成長出来る場所であることが、私は大事だと思います。

ピックアップ記事

  1. 【重要です:視聴者アンケート】ご協力のお願い
  2. ストローク練習機「ピコチーノ」は、素振りの質を高めてくれるはず
  3. ご質問頂いた件につきまして
  4. 寒くなっても清潔感は保ちたい、テニスプレイヤーのみなさんに
  5. 雨でコートが濡れていてもテニスがしたい!方にお勧めの「ウォーターバキューマー」

関連記事

  1. テニス ストローク

    メンタル

    全力でやって失敗、なら立ち直りも成長も早いのがテニス

    テニスの上達が早い人。そういう人は、自分自身で大きな刺激を受け…

  2. テニス メンタル

    メンタル

    「自分はテニスが下手」という言葉は、謙遜でも口にしたり文章に書いてはいけない

    テニスの実力、皆さんは自分で自分をどう感じているのか。もちろん…

  3. メンタル

    「無意識のうちにテニスをやらされている」人は、いつまでたっても強くはなれません

    テニス、楽しいですか?もちろん楽しい!と思うこともあれば、試合…

  4. テニス 雑記

    メンタル

    テニスノートは「試合後よりも試合前」に書くのをお勧めする理由

    ベイビーステップでもお馴染み、テニスノート。自分の練習や試合で…

  5. テニス メンタル

    メンタル

    精神的に未熟な人は、試合前に「練習をしていない自分」をいつも言い訳にする

    「最近練習、出来ていなくて・・・」「まだ今年、テニスが3回目で…

  6. メンタル

    大きな声でカウントコール、迷いは消える

    試合で緊張したら、何をすれば良いのか。私は、大きな声でカウント…

特集記事

  1. テニス ボレー

    ダブルス

    前衛が触る機会を、どうやって後衛が作るのか
  2. テニス マナー

    練習メニュー

    部活の練習で、「試合に近い環境で勝負勘を養う」為には、ポイントシチュエーションを…
  3. ストローク

    鋭い振り抜きの為に必要な、シンプルな基本
  4. テニス ボレー

    シングルス

    シングルスの試合で、守備力を上げる基本戦術とは?
  5. ストローク

    「両手バックハンドでベースラインから攻めたい!」ストロークを1段レベルアップさせ…
PAGE TOP