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今年は暖かい冬と言われていますが、まだまだ寒い時期でのテニスの試合は多い。
そんな中で、気温が低い時期のテニスではどんな特徴があるのか。
知っておくことで、相手よりも優位に試合を進められるかも知れません。
細かい部分かも知れませんが、スポーツは細部が勝敗を分ける。
普段から気候の変化と、自分のテニスの変化を敏感に察知できるように、感性を磨きましょう!
冬の時期に意識したい「気温が低い時期のテニスの試合」で、気を付けておきたい4つのこと
1.ボールスピードは上がり辛い
寒いとボールスピード、球速は上がり辛い。
これはテニス以外のスポーツでも共通することです。
「あまり違いを感じない・・・」という人もいると思いますが、実際に気温が10度違えば体感でもボールのスピードは変わります。
これは守備のときよりも、むしろ自分が打ったボールのスピードが上がらないときに眼がいってしまうもの。
焦らず、冬場の試合はラリーが長くなることを覚悟しておきましょう。
2.身体は硬くなり、怪我が増える
冬の時期は、怪我が増える。
気温が低いと体温も上がり辛いので、筋肉も堅くなり血液の循環も悪くなる。
アキレス腱断裂に肉離れは、前の浅いボールを追いかけていくときに増えてきますので、注意が必要です。
入念なストレッチはもちろん、水分補給も忘れないように意識して多く摂るようにしましょう。
また冬の時期は怪我を防止するトレーニング、筋力アップにも最適な時期です。
柔軟な身体を作り上げておけば、それだけアナタのテニスにおいて怪我を減らしてくれます。
3.体温調節が難しい
冬場の試合、難しいのは試合でどんなウェアを着るか、備えるかです。
やはり試合でパフォーマンスを出すには、薄着である必要がありますので、着脱がしやすいウェアやベンチコートの準備は必須。
また、試合後は速やかにアンダーウェアまで全て着替えられるように準備しましょう。
濡れたウェアは、風邪の一番の要因になります。
当たり前ですが細かい怪我や病気の芽を摘んでいくのが、試合に強いテニスプレイヤーの基本です。
4.メンタルの弱さがもろに出る
冬の試合は、夏場の試合よりもメンタルの弱さがもろに出る。
それがテニスの怖さだと、私は思います。
寒い空気、冷たい風、降りしきる雪・・・全ての自然環境は相手にも平等なはずなのに、崩れていく人は限られている。
寒いと思っていたら動いているうちに暑くなり、ポイント間ではまた寒くなる。
テニスというスポーツは、技術以上に自己管理の能力と自然対応の能力が求められることを、覚えておきましょう。
テニスの試合は、過酷です。
1日に何試合も、寒い中で行うことも多々あります。
楽しく試合をやって、1回戦で負けて帰るのであればこんなことを考える必要はありません。
でもアナタ自身、トーナメントや地域予選を勝ち抜いていきたいのであれば、細かい意識を変えていく必要があるかも知れません。
寒いこの時期にしっかり何試合も勝ち切ることができれば、本物のテニス選手。
辛いですが、頑張って乗り越えていきましょう。