テニス 指導

サーブ

なぜ部活やサークルで練習する「サーブ練習」のほとんどは、試合に活かされないのか

皆さんのサーブ練習、どのような形で行っていますか?

私は高校時代、特に身になったようなサーブ練習が出来た記憶がありません。

ただ、打ちっ放しのような感じで、打っているだけ。

これでは、試合に活かされないのも当然。

改めてサーブ練習について、考えてみたいと思います。

 

なぜ部活やサークルで練習する「サーブ練習」のほとんどは、試合に活かされないのか

 


 

1.試合と練習でのシチュエーションが、あまりにかけ離れている

練習では、皆さんどうでしょう。

4人同時に、2球交代でサーブを打っていく感じが多いかと思います。

練習、というよりは確認作業のような感じになってはいませんか?

実際の試合では、相手もいて観客もいる。

ダブルスなら、自分以外の3人もいる・・・というプレッシャーにも、耐えないといけないのです。

 

2.ダブルスなら1対3、静と動の間

ダブルスでサーブを打つ時に緊張する人、意外と多いと思います。

自分以外の3人がいて、静かな動作から打ったと同時に4人が動き出す、試合独特の緊張感がある。

この空間に慣れるためには、ただ打ちっ放しという感じの練習では難しい。

ではどんな練習なら良いのか・・・というのは、日々考えて工夫していかないといけません。

 

3.リターン役を置く、ポイント設定、1人だけサーブのパターン練習

私が考える、有効なリターン練習の工夫は3つあります。

 

3-1.リターン役の選手を配置する

リターンの選手がいるだけで、よりサーブは実践的になります。

ラリーは無しで、リターンまででポイントは切ってOK、という形でサーブ練習にもリターンの選手を置いて打ってみましょう。

 

3-2.ポイントシチュエーションを設定

40-0のサーブと0-40のサーブ、求められるサーブは変わってきますよね。

実際に自分が打つ前に、カウントをコールして想定する、だけで実践向きの練習になる。

ダブルフォルトしたらペナルティ、を課した練習も緊張感の訓練につながります。

 

3-3.ダブルス想定の1人だけサーブ練習

少しぜいたくですが、ダブルスの形でサーブだけ交代していく。

前衛、相手リターン、相手前衛の3人は固定で配置して、ラリーはしない。

出来るだけ試合に近い雰囲気でサーブが打てると、だんだん慣れてきて良いサーブが打てるようになるでしょう。

 

まず、試合になればサーブが入る確率は落ちると覚悟しておくこと。

試合になったら、練習よりもサーブの精度は落ちる。

だからこそ、普段の練習で打てるサーブの精度、確率はどんどん上げていくことが大事。

ぜひ、試合で活かせるサーブ練習、工夫してやってみて下さい!

ピックアップ記事

  1. 10/28(火) 涌井コーチ 女子ダブルスレッスン&ゲーム会 in テニ…
  2. テニスの試合に持参するジャグボトルは、「サーモス スポーツジャグ 1.9L」くら…
  3. 会社にも持っていける、社会人にオススメのラケットバッグ
  4. テニス関連の記事は note へ
  5. iphoneでテニス動画を撮影するなら、三脚ホルダーのスマホスタンドを使おう!

関連記事

  1. テニス サーブ

    サーブ

    自分のサービスゲームで、0-40 のピンチ!のときには・・・?

    自分のサービスゲーム、気が付けば0-40のスコアに。試合の中で…

  2. テニス サーブ

    サーブ

    スライスサーブでコーナーを突く為に、必要な5つのコツ

    試合で有効なスライスサーブ。しっかりコーナーを突いて、相手をコ…

  3. テニス メンタル

    サーブ

    セカンドサーブは安全に、が通用するのは3回戦まで

    セカンドサーブは確率重視。実際に、コースを狙ったりするのは難し…

  4. サーブ

    良いサーブの後に、人はなぜ力んでしまうのか

    「ナイスサーブ!」だけど、その後が・・・。バン!と打って、せっ…

  5. テニス サーブ

    サーブ

    深くても安定感のあるサーブは、コートへの入射角が違う

    これ、実は気付いている方少ないと思います。「なんで、サーブは回…

  6. サーブ

    良いリターンに、良いサーブで対抗する・・・のは、現実的じゃない

    最近の試合を見ていると、本当にリターンの強い選手が多い。ラケッ…

特集記事

  1. テニス フットワーク

    ダブルス

    ダブルスの前衛に絶対必要なのに、実践出来ている人が少ない「前方向へのスプリットス…
  2. テニス メンタル

    メンタル

    格上選手に向かっていけない、テニスというスポーツは不思議
  3. 練習メニュー

    テニスの試合で使える実戦的な練習として、「追い込まれた状況からリカバリーするパタ…
  4. テニス ミス

    メンタル

    「負け癖」を拭い去っていく為に必要なのは、〇〇を変えること
  5. テニス 戦術

    ダブルス

    試合に強いダブルスは、「0-40、15-40からスコアを戻せる」その為の作戦意識…
PAGE TOP