練習メニュー

「初心者にまず何を教えよう??」最初のテニスの練習に、実は最適なアノ練習メニュー

4月は部活に新入部員が入ってくる。

新しい部員に色んなことを教えないといけないので、

先輩は張り切っているだろうし、新入部員も不安を抱きつつ、頑張っているのではないだろうか。

 

「初心者にまず何を教えよう??」最初のテニスの練習に、実は最適なアノ練習メニュー

 


 

その新入部員がテニス経験者で、いきなり団体のメンバーに選ばれるような選手であれば即戦力になるんだけど、そんな選手なんて少なくて、殆どが初心者って場合が多いんじゃないだろうか。

俺も高校でテニスを始めたけど、一緒に入部した20名の部員、皆初心者だったからね。

でも先輩としてそういう初心者の部員にも色々とテニスを教えてあげないといけない。

 

その時、まず教えるのが「フォアハンドストローク」っていうパターン、多いんじゃないかな?

グリップ教えて、フォームを教えて、素振りをさせて、それから先輩のボール出しで実際打ってみる。

俺もそういう感じで最初教えてもらった気がする。

確かに技術的に一番手っ取り早く、手応えが掴めて、しかも打つ頻度も高いのはフォアハンドストロークなんだけど最初に「打ち方」と「ボール出し」練習をメインに行うと、テニスというスポーツを誤解することになりかねない。

俺自身もそうだったからね。

まず、ストローク系を最初に習うことで起こりやすいことは、「ボレーは上級者しかやらないプレー」だと思ってしまうこと。

フォアハンドストロークからやり始めると、バックハンドもそう感じる可能性がある

俺は最初、先輩に「全部フォアで回り込んで決めろ!」と言われてそればっかりやったから、バックが苦手でしょうがなかったし、ボレーなんて夢のまた夢だと思ってたからね。

じゃあ右も左も分からない初心者の新入部員には、何を最初に教えたら良いんだろう。
 



 

俺は最初、ショートラリーをトコトンやることが大事だと思う

ショートラリーをしながら簡単なボール感覚を養ったり、大きく飛んできたのをノーバウンドで返球したり、サービスエリア内だけのショートラリーダブルスで戦わせたり・・・。

簡単にボールを飛ばせるってことを知ってもらいたいし、ワンバウンドとノーバウンドの切り替えをスムーズに行えるようにし、ストロークとボレーの境界線を無くしてもらいたいし、何よりも初心者でもネット挟んだ相手と打ち合って戦う面白さを味わってもらいたいって思う。

そういったことを感じてもらってから、本格的な打ち方を覚えてもらっていけばいいんじゃないかな。

テニスやってる人に「テニスの魅力は何?」って聞いたとき、なんて答えるだろう?

その魅力を最初に新入部員へ伝えてあげる練習をすることが一番だと思うよ。

「綺麗なフォーム」は、後々いじればイイんじゃない?

 

■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ

ピックアップ記事

  1. 暑くも寒くも無い時期には、「アームカバー」で体温調整を
  2. 多動力こそ、これからの時代のテニス選手に必要だと思う
  3. KT TAPE(ケーティーテープ) を使って、テニスの試合で酷使する「膝関節」を…
  4. 体幹の筋力アップに、意外とリーズナブルな「シットアップベンチ」を1台どうですか?…
  5. 汗でグリップが滑りやすい人は、「Prince Grip Plus」がオススメ

関連記事

  1. テニス メンタル

    練習メニュー

    テニスでの「ラリー練習」は一工夫することでより試合で活かせる練習になる!

    普段の練習で、何げなくやっている「ラリー練習」。でもどこか緊張…

  2. テニス ダブルス

    練習メニュー

    テニスにおいて「雁行陣の弱点」をケアする為の練習メニュー

    雁行陣は安定感のある陣形ですが、唯一の弱点が後衛の前のポジション。…

  3. テニス 準備

    練習メニュー

    2人1組で簡単に出来る、試合前のフットワーク練習例

    試合前のウォーミングアップ、みなさんどうでしょうか?ラケットを…

  4. テニス ダブルス

    練習メニュー

    男子テニス部の皆さん、「女子と練習しても、上手くならない・・・?」

    最近、男子高校生の方からこんな質問を頂きました。「うちのテニス…

  5. 練習メニュー

    逆転出来る選手になる、とっておきの練習法

    試合の中で、逆転出来る人。そういう人って、どんな練習をしてるの…

  6. テニス トレーニング

    練習メニュー

    自分が好きな練習しか出来ない人は、結局その程度のテニス選手

    年が明けて新規一転。今年こそテニスを頑張るぞ!と思っている方、…

特集記事

  1. テニス スライス

    ストローク

    「スライス限定で試合をしないといけない」と考えると、テニスの幅がグッと拡がります…
  2. テニス 試合

    戦術

    「勝負に徹する人、そうでない人」の2種類しかいない
  3. テニス ストローク

    ストローク

    テニスの試合で、「ロブを打つときに相手にバレやすい」人は、身体が正面向きになって…
  4. その他

    第1回 読者ミーティング 無事終了しました!
  5. テニス メンタル

    テニス知識

    テニスの試合の現場で使えない知識や経験は、意味が無い
PAGE TOP