テニス 気付き

練習メニュー

練習中のボールの拾い方一つでも、「ラケットワークの練習になる」ことを忘れない

テニスの練習は、コート上に入れる人数が限られている。

テニススクールのように仕切って練習すると10人でも、下手したら20人でも入れますが、部活やサークルのようば場所では難しい。

ですが、コート上でボールを打つだけがテニスの練習・・・と考えると、上達は遅い。

ボール拾い方一つにしても、実はすごくテニスの技術向上の練習になるので、意識してみて下さい。

 

練習中のボールの拾い方一つでも、「ラケットワークの練習になる」ことを忘れない

 


 

■頭の良い子は、テニスが上達する子はボールの拾い方で分かる

私自身、子供たちにテニスを教えているときに感じたことがあります。

教えていなくても、ボールを効率的に集める、運べる子とそうでない子がいる。

効率的な子はラケットの上に2段程度乗せて、すぐにかごに入れる。

効率の悪い子は1つずつ手で拾ってかごに入れるか、ラケットの上に何球ボールが乗るかを必死で競っている。

ボールを速く集めることが出来れば練習時間も長くなる、というメリットがありますが、それ以上に「ラケットを身体の一部として使う」ことに慣れるのに、実はボール拾いって最高の鍛錬場所なんです。

 

■ラケットワークを身に付けるには、ボールを打つだけじゃだめ

テニスのボール拾い、例えば落ちているボールを上からラケットで軽く叩いてバウンドさせて、拾う。

これを覚えるとラケットを素早く「引く」という動作が身に付くので、ネット際でのボレーに適したタッチが身に付きます。

ラケットにボールを乗せてバランスを取る、というのも大事な要素。

たくさん乗せても回りを観ながら動ける、片手でラケットを支えることは、筋トレやバランス感覚を養う上でも重要です。

当たり前に思うかも知れませんが、こういった細かい部分での自分の行動を見直してみましょう。

きっとテニス観が変わってくるはずです。

 

■「身に付けたい」という強い意志が無ければ成長しない

球出しの技術もそうですが、ラケットでボールをイメージ通りに扱う技術は、誰でも身に付きます。

ですがこれは、望まないと絶対身に付かない。

テニスが上手い人、のボール拾いや細かい仕草をぜひ観察してみて下さい。

ショットだけを真似るのが上達、ではありません。

全て自分のものにしていく、出来るようになるんだという強い意志を持って、ボール拾い一つでも臨んでいきましょう。

 

ボールを集めるのが速いチームは、強い。

というのは何度か書いてきましたが、個々のスピードを上げることは、きっとテニスの上達と比例します。

なぜなら・・・セルフジャッジの試合中でも、たくさんボールを拾う機会ってあるじゃないですか。

これが速い、労力を使うことなくスムーズにできると、試合のリズムも自然と良くなりますよね。

盲点ですが改めて、ぜひ意識してみて下さい!

ピックアップ記事

  1. 夜のランニングのマストアイテム、蛍光色グッズで安全にトレーニングを
  2. 【重要です:視聴者アンケート】ご協力のお願い
  3. 真夏のテニスの試合に必要な、熱中症対策のマストアイテム5つ
  4. テニスのコーチ、指導者の方にオススメしたい、「ボトムアップ理論」の名著
  5. ご質問頂いた件につきまして

関連記事

  1. テニス ハードコート
  2. テニス 上達

    練習メニュー

    歯を磨くように、毎日5分トレーニングしよう

    テニスを強くなるために、トレーニングを頑張りたい。そう思っても…

  3. テニス 攻撃

    練習メニュー

    サービスからのクロス&ストレートコース限定のシングルス練習メニュー

    サーブから相手を崩していく、というイメージがシングルスには大事。…

  4. テニス スマッシュ

    練習メニュー

    「センターセオリー」を体感したければ、一度センターストラップを外してみると良い

    普段、楽させてもらっている部分。これを外してみると、「やっぱり…

  5. 練習メニュー

    プロ選手の練習会で、気付かされた練習の本質

    先日取材させて頂いた、プロ選手の練習会。そこでの練習を見て、…

  6. テニス スマッシュ

    練習メニュー

    テニスのタッチプレーを、ゲーム感覚で練習する方法

    テニスの試合で必要な、タッチプレー。「本当に必要?」と思ってい…

特集記事

  1. テニス ミーティング

    その他

    「部活でミーティングをしてみたけど、何をやれば良いか分からない・・・」部長やキャ…
  2. テニス マナー

    戦術

    「初心者」という意識を捨てた人から、テニス選手として巣立っていく
  3. テニス ストローク

    ストローク

    最近自分のテニスが、「キレイになり過ぎ」てはいないか?
  4. テニス ダブルス

    スマッシュ

    ロブを取ろうとして「やっぱや~めた」の前衛は、二度とペアを組んでもらえない
  5. テニス ダブルス

    ダブルス

    ダブルス脳を持っているテニス選手は、「何事にも自分が全て影響している」ことを理解…
PAGE TOP