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「次の相手が誰だか、知らないんですよね」
という言葉を、錦織選手が記者会見の場で話していたことがあります。
本当かどうかは知る術は無いですが、実際に彼は誰が来ても勝てる、と思っていた節があるのは確か。
私たちはいつも、ドロー表を観てこんなことを考えてしまいませんか?
「3回戦の相手がシード選手か・・・」
「厳しい山に入ったな・・・」
ドロー表を観た瞬間に、どこか自分を過小評価してしまう癖は、無くした方が良いでしょう。
強いテニス選手になりたいなら、「ドローを見て自分の行く末を予想する」癖を無くしましょう
■相手について考える、ことは必要だけど・・・
まず、テニスにおいて対戦相手について考えて、トーナメントをどう勝ち抜くかを考えることは重要。
ですが大会のドロー表を観たときに、弱気になってしまう人が多いのはなぜでしょうか?
答えは簡単、自分自身を信じ切れていないから。
せっかく一生懸命練習してきたはずなのに、試合になるとやっぱり「勝てない相手には、勝てないよな・・・」と、考えてしまう。
これは長くテニスをやっている選手ほど、感じてしまうことかも知れません。
■大会に出ている選手は、同じレベルであるという大原則
レベル差は、アナタが思っているほどありません。
あったとしても、それは戦術で埋められるレベルなはず。
同じ大会に出ている訳ですから、第1シードとアナタの試合も、準備次第で充分に戦えます。
ドロー表を観ても、やることはシンプル。
眼の前の試合、ポイントを獲り続け、勝ち続けるだけです。
その為にはメンタル面での準備も必要。
自分に暗示をかけるくらいの奇想天外さ、必要かも知れませんね。
■ドローを印刷したら、自分が考える結果を書いてみよう
今ではインターネット上でいくらでも事前にドローを観ることが出来る。
オススメの方法は、印刷して自分なりに結果を書きこんでみること。
予想されるスコアも、入れてみましょう。
消耗度や疲労度をしっかり考えながら、山となる試合も乗り越えるようなスコアを記入してみる。
「そんな都合よくいく訳ないじゃない・・・」と思った方、確かにその通り。
ですがイメージ出来ないことは、実現も出来ないのです。
暗示って、大事ですよ。
目標や求めるものは、なるべく可視化しましょう。
そして数値化して、具体化していく。
ドローを観て不安に感じるのも、それが「可視化」されているからなんですよね。
漠然と準備してきた目標とする大会、試合というものが具体的に形になる。
これに慣れる為には、アナタ自身、しっかり自分の行く末に自信を持って臨める状態にしておきたい。
理想論かも知れませんが、ちょっとした工夫で、試合に臨む状態は変わります。
テニスノートも活用しながら、夏の大会に向けて頑張っていきましょう!