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今回は、テニススクールに通う男性社会人の方からの質問です。
平日も週末も、しっかり練習できているはずなのに市民大会では勝てない、練習でしっかりできていることが試合で出来ない、という相談です。
部活で頑張る学生の方にも、ぜひ伝えたいメッセージを込めてみました。
Q&A「テニスで普段の練習成果が、試合で全く出せません。なぜでしょうか・・・?」
■技術的に「今自分ができること」しか練習していない
練習とは、出来ないことを出来るようになる為のトレーニングです。
つい自分の環境に甘えて、「簡単なこと」だけ練習していませんか?
気持ち良くラリーしているだけでは、試合で有効なショットは打てません。
ボレーやスマッシュ、ランニングでの体力作りなど、アナタが避けている練習がある限り、試合で相手に隙が生まれてしまいます。
■「ウォームアップの延長」で練習が継続されている
普段の「練習」が「ウォームアップ」の延長で、ダラダラした雰囲気になってはいませんか?
ウォームアップは最初の少しの時間でOK、もっと言えば、部活や練習の前に個人で終えておくべきものです。
いざ練習になれば、緊張感を持って1球ずつ試合に近いシチュエーションでボールを打たなければなりません。
そういう意識をアナタ自身が持てば、試合で使える技術が必ず身に付いていきます。
■プレッシャーがかかる場面でいかに「練習通りに」ショットを打てるか
テニスの試合に勝ちたければ、練習は試合に近いシチュエーションで行われなければなりません。
その為に、必要なことは何でしょうか。
お互いに、「勝負できる環境」でラリー練習などを行うべきです。
ポイント制度を設けて、競い合うこと一つのアイデアですが、お互いに「チャンスがあったら決めるぞ!」という共通意識のもとで、1球ずつを大切に扱うことが大切です。
試合で勝ちたければ、ただ続けるだけの練習ではだめなのです。
今回質問頂いた方のように、練習ではとても気持ち良さそうに打っているのに、いざ外部での試合になると途端に打てなくなる人が多くいます。
普段真剣に練習しているようで、それはいつしかレクリエーションになってしまっているのです。
漠然と何も考えないでテニスをしていても、上手くなるのは難しいでしょう。
自分自身で、あらゆる場面も厳しく試合を想定する。
厳しい世界ですが、試合で練習通りにプレーする為には、全ての意識を変えていくことが必要です。