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インターハイの個人戦も、本日で閉幕。
そして暑い中夏の戦いは、そのまま大阪の靱・江坂テニスセンターと江坂へ。
そう、インターハイが終わるとすぐに始まる大会が、テニスの全日本ジュニア選手権大会。
個人戦のみ、という点でインターハイと異なりますが、実際はどういった違いがあるのでしょうか?
「インターハイの次は全日本ジュニア」この2つのテニスの大会の特徴と違いとは?
■インターハイは高校テニス、全日本ジュニアは各年齢カテゴリの戦い
全日本ジュニアの大会は、18歳以下、16歳以下、14歳以下、12歳以下、という形で年齢カテゴリによる区分分けで実施されます。
面白いのは、年齢が上のカテゴリにチャレンジするのが可能という点。
過去にプロ転向した多くの選手も、16歳以下の出場資格を持ちながら、18歳以下のカテゴリにチャレンジしていくことも。
年齢差のある選手同士の、プライドを懸けた戦いは必見です。
■学校単位ではなく、「所属クラブ」単位での参加が可能に
日本全国、学校の部活だけでなく名門と呼ばれるテニスクラブは多数あります。
志津テニスクラブ、吉田記念テニス研修センター(TTC)、荏原SSC、その他関東以外にもまだまだたくさん存在して、学校のクラブ活動とは違う育成方針で選手を育てています。
この学校対クラブの戦いも、見逃せません。
■世界を舞台に戦う日本人ジュニアも参戦し、真の年代別トップを争うのが全日本ジュニア
今回のエントリーを見ても、男女共にインターハイには出場しなかった選手が多くエントリー。
男子は山崎純平選手、高橋悠介選手といったグランドスラムジュニアを戦った選手にも注目です。
女子でも世界を舞台に戦う村松千裕選手など、多くの有望株が数少ない日本で機会にもなります。
■ジュニアの大会、一つの節目として全日本ジュニア後はそれぞれの道へ
インターハイ、全日本ジュニアの大会が終了すれば、選手はそれぞれ次のステージへ。
大学、プロ、実業団・・・様々な進路に、夏を大きな節目として進んでいきます。
だからこそ、そこに掛ける想いは皆人一倍。
絶対に負けたくないし、この結果によってテニスの進路を考えているというジュニアも多くいます。
そのプライドを懸けた戦いに、ぜひ注目して欲しいです。
インターハイで勝ち進んだ選手たちは、恐らく疲労がピークでしょう。
丸一日観戦しただけで、私も疲労困憊。
それを1日3~4試合、何日も続けてきた選手の皆さんには、本当に頭が下がります。
テニスでどんな結果が出ても、どうか胸を張ってホームコートに帰って欲しい。
テニス人生は、長く険しく続いていく。
そんな彼らの横顔を、出来る限り今後もレポートしていきたいと思います。