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先日、相談を頂いた学生の方で「後輩に負けて、悔しくて泣きそうです・・・」という内容を、頂きました。
すごく、気持ちは分かります。
ですが、これもテニスを続けていればよくあること。
乗り越えるために、どんな意識が必要なのか。
最近あったニュースに、そのヒントが隠れていると思います。
テニス部の後輩に負けて悔しいなら、その後輩の為にもっと強くなろう
1.「彼のためにも、もっと自分は強くなる」
先日の卓球の世界選手権、男子シングルス2回戦で卓球の水谷選手が、張本選手に敗れたニュース、ご覧になった方も多いと思います。
その後のインタビューで、水谷選手が発したのがこの言葉。
「彼のためにも、もっと自分は強くなる」
先輩、後輩でお互いに高め合うスポーツ界では、この意識が大事。
そして後輩の壁として、さらに自分が高く成長していくんだという気持ちが、テニスでも大事でしょう。
2.後輩が強くなれば、自然にアナタもチームも強くなる
何度も書いてきましたが、テニスは自分一人だけでどんどん上手くなっていく、可能性は低い競技です。
周りのメンバーが強くなる、結果を出すから、自分も引っ張られるようにして上達していく。
試合の中で戦う前に、日々の練習で戦うメンバーのレベルが上がれば、当然自分自身も強くなりますからね。
でも、そこには年齢は関係無い。
後輩は先輩に引っ張られる、だけだと絶対にテニス部やテニスサークルは強くなりません。
実際に張本選手のように真剣勝負で勝って、先輩を刺激していく。
そして上の選手は、その後輩の為にも、もっと強くなると覚悟を決める。
このサイクルは、強い学校、サークルで日々繰り返されていることなのです。
3.アナタ自身、「誰かの壁」になれているかどうか?
どうですか?
アナタを越えたい、と頑張っている人はいるでしょうか?
「まだまだ自分は、誰も超えられていない・・・」と思うなら、早く超えていかないと。
そして、誰かの目標になることで、更に自分を成長させていかないと。
試合に強い選手は、自分の存在意義を理解している。
「こいつには、絶対に簡単に負けたらいけないんだ!」という想いは、そのまま試合での強さになっていく。
このことだけは、ぜひ覚えておいて下さい。
持って良いプライド、だと思います。
ただ技術も無い、トレーニングもしないでプライドだけ高い人は論外ですが、「壁」としてのプライドはぜひ持って欲しい。
そのプライドが、試合の苦しい場面での最後のひと押し、になるはずです。
テニスにおいて「後輩の壁」に、みなさんはなれてますか?
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