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勝っていたのに、最後で逆転される。
思い出したくもない試合、きっと皆さんも一つや二つでは無いでしょう。
でも、よく思い出してみると・・・マッチポイントを握る、そのちょっと前からこういう思い、を抱いたことはありませんか?
正直に、思い出してみて下さい。
もうすぐ試合が終わると思った瞬間に、アナタの思考は停止する
1.「もうすぐ終わる」は、悪魔のささやき
試合って、勝っている方、負けている方・・・どっちがしんどいと思いますか?
私は、実は「勝っている方」だと思うんです。
このまま試合を終わらせたい、どうか相手の調子が戻らないで欲しい・・・。
そう考えながら、試合の後半はドキドキハラハラ。
1セットマッチも5-4くらいになって、「もうすぐ終わる・・・」と、どこからともなく声が聞こえてきますよね。
そう、悪魔のささやきが・・・。
2.「もうすぐ終わる」試合なんて、少ない
思い出してみて下さい。
きっと、もうすぐ終わると思って終わった試合なんて、そんなに無いはず。
まくられそうになったり、追い付かれてタイブレークに入ったり、そのまま逆転されてしまったり・・・。
それなのに、もうすぐ終わると思った時点で、思考を止めてしまう。
相手のミス待ちになって、何も出来なくなって強引な攻めも増える、ミスも増える。
「もうすぐ終わる」は、ただ勝っている自分が辛い、から甘えたくなって聞こえてくる言葉。
これを一蹴出来る準備、アナタにはありますか?
3.「もうすぐ終わる」から、「このまま試合していたい!」と思えるように
かつてマラソンで金メダルを獲った高橋尚子選手が言った言葉。
「このままライバルと、ずっと走り続けていたい・・・」という言葉を、イメージしてみて下さい。
マラソンのような苦しい競技、それも後半ラストの場面。
簡単に身に付くものではないと思いますが、それくらい挑戦的なメンタル、あって良いんじゃないかと思います。
「このまま試合、俺はずっと出来るよ!」と、無理やりにでも考えてみる。
その意識がいつか、自然に身に付いて来るようになると思いますよ。
言葉は力になり、時に麻薬のように甘い匂いを出して、アナタを誘ってくる。
試合は勝っている方が苦しい、苦しいけど、このまま試合をずっと出来る。
それくらいの言葉、アナタのテニスノートにも書いて欲しい。
きっとそのメンタルに、実力がついてくる日が必ず来るでしょう。
今回のまとめ