ダブルス

「ナダルのダブルス!?」をイメージしてみると、テニスの試合で必要なものが見えてくる

シングルス世界ナンバー1に、長く君臨していたナダル選手、

彼は世界で一番強いテニス選手だけど、ダブルスをやったらどうなるだろうか?

 

「ナダルのダブルス!?」をイメージしてみると、テニスの試合で必要なものが見えてくる

 


 

彼がダブルスをやっているところを見たことないからなんとも言えないけど、彼の持ち味はあまり活かされないと思う。

フェデラーは北京オリンピックのダブルスで金メダルを獲得したほど、ダブルスも上手い。

もともとパワフルなショットをウリにしているわけじゃなくて、相手選手を観察しながら、どこが有効か瞬時に見分ける能力が高いうえに、多彩なショットを持っているから、ダブルスの配球パターンも作りやすいのだろう。

ネットプレーも上手いしね。

一方ナダルは、ストロークの打ち合いからの展開が得意

でもダブルスでは当然相手は前に出て来るので、ボレーストロークの展開になってしまう。

じゃあ、もう一つの得意パターン、パッシングもあるんだけど、シングルスほど勝負を急がないダブルスのネットプレーヤーを相手にした場合、パスが抜ける確率は落ちる。

じゃあナダルがネットに出たらどうなるか・・・。

彼はシングルスの中でも頻繁にネットへ出ていくが、それは全てアプローチのストロークの段階で相手をしっかり崩して出て来るので、その後のボレーはオープンコートへ押しこむような粘りのボレー。

 

ちょっとダブルスの厚いあたりのボレーとはまた違う

ということで、ナダルがダブルスやったら強いかどうかの答えは・・・・強くない。

でも、これだけシングルスが強いナダル選手、ここまで来れたのはやはり頭が良いから。

シングルスの試合の中で何が重要で、何に気を付けないと勝てないのかしっかり考え抜く力を持っている。

と言う事は・・・・当然、ダブルスに出場する事があれば、彼なりにダブルスのパターンを考えてプレーするはずだ。
 



 

世界一の選手になるってことは、技やパワーだけでなく、考える力もナンバー1と言うことだから

ということは、ダブルスもナンバー1になる可能性も無くは無い。

その時はどういうダブルスをプレーするのか、一度見てみたいもんだね。

 

■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ

ピックアップ記事

  1. 何度でも消して使える、ウェアラブルメモはテニスでも使えそう
  2. 寒くなっても清潔感は保ちたい、テニスプレイヤーのみなさんに
  3. 9/18(木) 涌井コーチ 女子ダブルスレッスン&ゲーム会 in世田谷レ…
  4. 雨が多い時期の試合は、防水スプレーは必須アイテム
  5. テニスの試合に勝てるようになる為に、読むべき名著10選

関連記事

  1. ダブルス

    「ナイスカバー!」と言われるペアの、本当の気持ち

    ダブルスの試合で、相手の攻撃をナイスなカバーで守る。一見、美…

  2. テニス ダブルス

    ダブルス

    ダブルスの試合では、球速が遅くても決まるコースが必ずある

    今回は、基本概念として知っておいて欲しいこと。ダブルスの試合、…

  3. ダブルス

    ダブルスの試合、「ペアがコートの外へ追い出された」ときに必要な守備的なポジショニングとは?

    ペアで連携した守備ができるようになると、ダブルスは強くなるし面白い。…

  4. ダブルス

    ダブルスの試合では、コートの端にいてもボールは永遠に飛んで来ません

    ダブルスが強いペアは、2人の距離が近くポジションがセンターに集まってく…

  5. テニス ダブルス

    ダブルス

    相手ペアの男女の仲を切り裂く、ミックスダブルス必勝法は「特殊なセンターセオリー」から

    ミックスダブルス、ご夫婦やカップルで組んで出場している方も多いはず。…

  6. テニス ボレー

    ダブルス

    味方のペアをカバーする、という概念がアナタを弱くする

    ダブルスの試合、アナタ自身「頑張り所」を間違えてはいけない。い…

特集記事

  1. テニス ストローク

    ダブルス

    ダブルスの前衛の極意は、「横取り」にある
  2. テニス フットワーク

    ストローク

    「ストロークのスピードコントロールは、回転量で」出来るようになるとミスが減って安…
  3. テニス ボレー

    ボレー

    ボレーを一歩で動いて打つ人は、「ほとんどが腰が残ったボレー」になっちゃってる
  4. テニス ストローク

    ロブ

    前に出てロブで抜かれたときに、「後ろ向きのままロブで返球する」ための秘策とは?
  5. テニス ダブルス

    リターン

    ダブルスで自分のリターンが浮いてしまう人は、「低い目線をキープする」ことを意識す…
PAGE TOP