テニス メンタル

シングルス

シングルスの試合で、「自分がサーブのとき、0-40になってしまった・・・」ときに必要な考えとは?

試合のシチュエーションを考えながら、日々練習をすることはとても大切。

分かってはいるけど、実際に試合になってみて「あぁ・・・こんな場面の為に、練習しとけばよかった・・・」となってしまうこと、ありますよね。

私の経験上、0-40のときにサーブを打つ時に、「もっとしっかり、練習しておけば良かった・・・」と考えてしまうことが多かったです。

そう、こんなピンチの場面、テニスの試合ではたくさん乗り越えていかないといけません。

今回は、0-40で自分のサーブの場面、さてどうする?

を一つのケースとして、考えてみたいと思います。

 

シングルスの試合で、「自分がサーブのとき、0-40になってしまった・・・」ときに必要な考えとは?

 


 

1.「0-40」からはまず1ポイント、しっかり手堅くプレーする

まずは手堅く、1ポイントを返したいところ。

ファーストサーブを入れて、そしてラリーに持ち込んで自分からはミスしない。

高い軌道のストローク、自分が安定して打てる範囲で相手をジワジワ追い込んでいく。

この形でまず15-40にする、というのが大切だと思います。

 

2.「15-40」になったら、相手のミスを誘いたい

相手も、まだまだ余裕があるかも知れません。

この場面、15-40の1ポイントが、このゲームでは一番重要だと私は思います!

一般の大会では、サーブ側が圧倒的に有利というシチュエーションも少ないはず。

であればその相手の余裕=心の隙が、ミスに繋がってくれるように密かに誘導したい。

耐えて耐えて、ポイントをもぎ取ることが出来れば、アナタのチャンスは広がります。

アナタ自身のミスは少なくしたい、そして相手に攻撃されても慌てないことが大事です。

 

3.「30-40」までくれば、実は心理的には五分五分

30-40までポイントを戻すことが出来れば、もう心理的な部分は五分五分と見て良いでしょう。

むしろ、リードしているリターン側が焦ってきている可能性は大。

ここで意識したいのは、アナタの得意のパターンでしっかり「攻撃」していくこと。

今までの2パターンは粘りをしっかり見せることを意識していましたので、ここぞという場面で、攻撃に転じたい。

相手もきっと、驚いて焦ってくれて崩れてくれるはず。

例え失敗してブレイクされたとしても、ゲームはアナタ自身が支配しているので問題は無いでしょう。

きっと次のゲームにも、良い流れを繋げていけるはずです。

 

「色々書いてあるけど、結局粘れってことか・・・」と、期待外れに感じた方もいるでしょう。

そうです、粘るのが基本なんです。

負けているとき、ポイントを先行されたときには、まずこの意識が大事だということは覚えておいて下さい。

今回紹介した流れは、あくまで私がシングルスを戦うときに考えているパターンです。

ぜひ、アナタ自身の流れも作ってみてください。

これは想像で良いので、まずはテニスノートに文字で書いてみること。

きっと試合でのイメージも膨らむはず。

ぜひ、試してみて下さい。

ピックアップ記事

  1. テニスの試合で「足裏の皮膚が荒れてしまう方」にオススメな、皮膚保護専用クリーム「…
  2. テニス部・テニスサークルとして勝てる集団になりたいなら、「スコアシート」は欠かせ…
  3. リアクションボールを使って、イレギュラーバウンドへの対応力を磨こう!
  4. 【少人数制】7/28(月) 八木コーチ 女子ダブルスレッスン in 武蔵野テニス…
  5. スピンサーブ習得の秘密兵器に、「スピンサーブマスター」を使ってみない?

関連記事

  1. テニス ストローク

    シングルス

    「シングルス、難しいっ!!」テニスの試合で苦手意識が浮き彫りになる理由とは?

    シングルスとダブルスとどっちが難しい?人それぞれだと思うんだけ…

  2. シングルス

    シングルスの試合では、「ダウンザラインからネットへの迫力」こそ大事

    シングルスの試合での、戦術が欲しい。そう考えているみなさんは、…

  3. テニス ストローク

    ストローク

    シングルスの試合での決定打に!「フォアハンドのダウンザラインショット」を磨く練習で必要な意識5つ

    テニスのシングルスを戦う選手は、ここぞという場面でしっかりストレートに…

  4. テニス スマッシュ

    シングルス

    シングルスの試合で「打ってはいけないコース」の代表格はなぜ危険なのか?

    「あ、今のコースは違ったな・・・」と、感じる機会、ありますよね。…

  5. テニス 格上相手

    シングルス

    シングルスの試合で勝てない人は、「ストロークで崩しても前にいない」だけの話かも・・・

    シングルスの試合を観ていると、テニスは本当にポイントを「締める」技術が…

  6. テニス サーブ

    シングルス

    シングルスの試合では、なぜダウンザラインのリターンが必要なのか?

    シングルスの試合で、リターンから攻撃していくとき。ぜひ、ダウン…

特集記事

  1. テニス 粘り

    フットワーク

    毎回打った後のポジションは、「変える」か「戻る」をハッキリさせよう
  2. テニス 戦術

    戦術

    テニスの試合で、「相手の得意パターンにはまらない」為に必要な意識4つ
  3. テニス 打点

    練習メニュー

    緊張した場面で、力を引き出す為には?
  4. テニス サーブ

    サーブ

    風が強く吹く中で、「サーブを安定させる」ために必要なコツ4つ
  5. テニス メンタル

    戦術

    「挽回っ!」という言葉だけ出す癖、負け癖への第一歩
PAGE TOP