テニス 準備

その他

テニスの練習中に、「ボールを上から思いっきり踏んでしまった」ときの応急処置について

スポーツに怪我は付き物・・・。

予防することも大事ですが、もし発生してしまったらどんな処置が必要なのか。

これを知っているか、知っていないかで応急処置の精度が変わる、即ち怪我した選手の回復の度合いに大きく左右する。

仲間を守る、自分を守る為には、最低限の知識が必要です。

 

テニスの練習中に、「ボールを上から思いっきり踏んでしまった」ときの応急処置について

 


 

1.テニス選手なら知っておきたい危機管理

ボールを踏む、という事故は必ずテニスで起こりうること。

まずは予防する、しっかりお互いでケアすることが大事ですが、それでも踏んでしまうケースはあると、覚悟しましょう。

最初に実践することは、怪我したときの基本「RICE」と呼ばれる応急処置です。

1.Rest(安静)
2.Ice(冷却)
3.Compression(圧迫)
4.Elevation(高挙)

 

まず怪我した人を安静に出来る場所に移し、患部を冷やして圧迫する、そして高い位置に上げる、というのを意識しましょう。

これはボールを踏んだとき以外にも、基本となる対応です。

 

2.コールドスプレーや湿布も良いけど・・・

コールドスプレーを吹きかける、湿布薬を貼るだけで済ませてしまうケースも、実際にはあるでしょう。

それでも、怪我の度合いによっては、ほとんど効果が無い場合も多く、すぐにプレーを止めて安静にするのが一番。

特に腫れがひどくなると治るまでの期間も長くなりますので、内出血と腫れを最小限にくいとめる冷却は特に大事。

普段から、「氷を用意できる」環境でテニスをするのがベストですが、コンビニの場所等はどこに行っても確認しておくことをオススメします。

やっぱり氷水が、冷却には一番有効です。

 

3.怪我した、させた選手のメンタル面のケアも忘れずに

ボールを踏んでしまうのはその選手の責任だけではありません。

そのボールをネットにかけた選手も、きっと責任を感じていることでしょう。

例えば試合前の大事な時期に・・・と考えると、非常に辛い立場になってくるかも知れません。

こんなときに、脆いチームはすぐに雰囲気が悪くなってしまう。

事が上手く運ばなくなったときこそ、そのチームの真の団結力が問われるのです。

 

怪我の経験はチームで教訓とし、活かしていく姿勢を持つことが大切です。

強いチームは、負傷やアクシデントにも強い。

想定の範囲内で、色々なことを進めていければテニスは必ず強く、試合にも勝てるようになります。

ぜひアナタのチーム、部活でも意識してみて下さい。

きっとここぞという場面で、強いチームになれるはずです!

ピックアップ記事

  1. 雨が多い時期の試合は、防水スプレーは必須アイテム
  2. 全日本テニス5回優勝!佐藤博康プロにボレーのコツを聞いてみた①
  3. 「最近使い始めた、ホワイトボードみたいなのって何ですか?」のご質問
  4. ミズノ社製のアイスマットを使えば、夏場の厳しい試合も乗り越えられるはず
  5. テニスの試合に必要なフットワークトレーニングに、ラダーは必需品

関連記事

  1. その他

    「こらぁ!!水、飲むなぁ!!」時代の部活も今や昔・・・

    暑い毎日が続く。こういう時期はしっかりと水分補給しながら練習し…

  2. その他

    【ご協力をお願いします!】テニス動画・プロ選手に関するアンケート

    いつもサイトをご覧頂きまして、ありがとう御座います。今回は、…

  3. テニス 読書

    その他

    今年一年間で、私自身が大きく影響を受けた本を紹介します

    テニスに関する記事をたくさん書かせて頂いている「T-PRESS」。…

  4. テニス ダブルス

    その他

    「頼りにされるテニス部のキャプテン、は何が違うのか?」について、後輩への声掛けから考えてみる

    強いテニス部には、強烈なリーダーシップを持って実力のあるキャプテンがい…

  5. テニス 格上相手

    その他

    テニスの試合で「シード選手との闘い」をドラクエ風に考えてみると・・・

    テニスの大会を勝ち抜いていくうえで、避けて通れないのがシード選手との闘…

  6. テニス ボレー

    その他

    テニストーナメント大会は、「強いシード選手」が優位に作られている

    テニスの試合、大会は、誰もが平等に扱われる真剣勝負。本当に、そ…

特集記事

  1. テニス 走力

    戦術

    ミスのレベルを上げていく、ことこそテニス選手としての成長
  2. 戦術

    相手の良いショットは、「続かない」
  3. テニス テイクバック

    ストローク

    両手バックハンドストロークでは、「ボールをインパクトしたときのラケット面」をしっ…
  4. メンタル

    タイブレークは、チェンジコートを節目に考えよう
  5. テニス ボレー

    ストローク

    ストロークラリーで走らされているときには、「スライスのグリップで走り続ける」覚悟…
PAGE TOP