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シングルスの試合、勝っても負けても自分の責任。
やっぱり正直、スッキリ綺麗に勝ちたいと、思ってしまいますよね。
ですが、試合に勝つことを考えれば、しっかり粘りながらポイントをもぎ取っていく覚悟が必要。
そう、技術的な実力以上に、まずは厳しい戦いに備えた覚悟が必要なのです。
テニスのシングルスの試合では、「粘りながら考え、決断していく」というルーティーンが求められます
■粘りながら考える、ポイント中とポイント間に
テニスには、ポイントの間に20秒くらいの考える時間があります。
試合に強い、特にシングルスを得意にする選手はこの時間の過ごし方がはっきりしている。
まず、相手について考えることにしっかり時間を使える。
考えてしっかり結論を出せる。
「今のは作戦的には上手くいっている、ポイントは失ったけど、相手は嫌がっている」
という具体的な感覚が、自然に試合中に持てる。
では、試合に勝てない選手はと言うと・・・もう、自分のことでいっぱいいっぱい、なんですね。
■自分のテニスにばかり関心がある、自己愛に満ちた人たち
勝てない人は、試合中に自分のことで頭がいっぱい。
しっかり準備出来ていないから、サーブが入らない、フォアの調子が悪い、さぁどうしよう・・・ということで、ポイント間の時間を使ってしまう。
上手くいかないときにはこうする、こう変える、というのがハッキリ出来ているから試合中に「悩む」ことは無い。
それくらいシンプルに考えられるから、粘ることにも集中出来る。
これって試合前の準備の段階で、勝負あり、なんです。
そう、シングルスの試合で良い粘りを出すには、悩みを出来るだけ取り除くことが先決です。
■粘ることが出来る人は、良い意味で吹っ切れている人
シングルスの試合でミスが速い、集中出来ていない人は、決断出来ていない。
攻めるのか、守るのか、どういうコースに打って組み立てていくのか・・・悩みながら、モヤモヤしながら試合をしていませんか?
悩むことと、考えることは決定的に違います。
考えている人は、主体的に前のめりに動けるから失敗を活かせる、相手に対して関心がある。
普段の練習から、悩んでばかりいてテニスに集中できない人、ちょっと意識を変えないとシングルスの試合は厳しいですよ。
試合になれば、今ある自分の実力で戦うのが基本。
自分を知る、理解して相手に向き合う。
これが出来ている人が、しっかりシングルスで良い粘りのプレーが出来るのです。
その背景には、決断力があります。
ぜひ、自分のこととして考えてみて下さい。
きっと今のアナタの実力で、整理して試合に臨めばもっと勝てるはずです。