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今回は、少し趣向を変えて漠然としたテーマで。
勉強でも仕事でも何でもそうですが、日本では多数派が良しとされる傾向にあります。
テニス界でも同じかも知れません。
「みんながやっていることだから」
「コーチに教わったから」
と、普段何気なく打っているショットや戦術も、もしかしたら固定概念に捉われているだけかも知れません。
アナタの遊び心を、一度解放してみませんか?
「テニスの世界において、多数派で無いことは武器になる」アナタの個性を磨いていきましょう!
■戦術のアイデアはショットとショットの組み合わせ
客観的に、アナタの各ショット技術の特徴を把握しましょう。
フォアのストロークは回転量の多いスピン、バックハンドストロークはスライスだけどあまり威力が無い、ボレーは手堅い返球ができるだけ・・・。
こういった情報を集めて、何ができるかを考えます。
フォアのストロークで相手のバックをえぐって、早めにネットに移動して手堅いボレーでオープンスペースへ展開してはどうか。
追いつかれたときのスマッシュも、逆クロスにしっかり打てればOK、じゃないか・・・と、イメージできませんか?
■球種はスピン、スライス、フラット、の3種類だけじゃない
自分の打つ球種を分類するときに、テニスの業界用語にあてはめてしまっていませんか?
スピン、フラット、スライス・・・。
確かに基本はこの3分類ですが、スライスにも何種類もありますし、アナタ自身が打っているスライスは他の誰も打てないスライスかも知れません。
むしろ、「綺麗なテニス」は得てして相手もやりやすいのです。
ぜひ、「癖」は直す前に一度見直してみて下さい。
使い方次第で、思わぬ武器になるかも知れません。
■ポジションはベースライン以外にもたくさんある
シングルスの試合で、ずっとベースラインで試合を進める人がいます。
相手はしっかりしたストローカーのシード選手、なのに何の工夫もしないのでは、結果は見えています。
ネット近くにいけば、アナタの個性が活かせるかも知れません。
■ダブルスでは雁行陣・並行陣にこだわっているから、成長できない
部活でもテニススクールでも、しっかりした陣形としてこの2つを習いますよね。
間違いではありません。
しかしこの両陣形にも弱点と強みがあり、当然相手に応じて試合では使い分けていかなければいけないのです。
オリジナルのフォーメーション、考えてみませんか?
テニス以外のスポーツの経験があれば、それも活かせるはずです。
スポーツではルール内では何を工夫してもOK。
ペアと工夫して、周りの眼を気にせず思い切って試合で試してみましょう!
「セオリーは大切ですが、セオリー通りでも勝てない」のがテニスの試合です。
オールラウンドな技術は必要です。
しかし尖った個性も、アナタ自身には必要なのです。
最初にラケットを握ったときに打った打ち方を、少し思い出してみて下さい。
誰に教わったわけでもないのに、自分の身体が勝手に反応して打ったはずです。
そこに何かのヒントがあるかも知れません。
まだまだ、アナタのテニスは尖って面白くなります。