テニス メンタル

ダブルス

「この1本なんだ!」という息を合わせていけるペアが、本当に強いダブルスペア

試合で強いダブルスペア、それって技術的な部分だけじゃない。

本当に2人で、波のように押し寄せてくるようなペア、強さを感じますよね。

圧迫感があって、大事なポイントをしっかり押さえてもっていく。

こういうペアって、どんな特徴がありますか?

私は、「共通認識」だと思います。

ポイント間での打ち合わせでもそうですし、それ以前に「ここなんだ!」という意識が同じ。

そうは思いませんか?

 

「この1本なんだ!」という息を合わせていけるペアが、本当に強いダブルスペア

 

1.息が合っているって、こういうこと

「ここだ!絶対に取りたいのは」というポイント、ありますよね。

4-4での30-30、のようなポイント。

だからこそ、ダブルスならお互いでその価値観が同じじゃないと。

「まぁ、リード出来れば良いかな・・・」くらいの意識と、「絶対に40-30にして、相手にプレッシャーをかけて5-4にするんだ!」と考えるのでは違う。

この温度差があるペアって、結構多いですよ。

確かにポイントは取りたい、でも本当に取りたいポイント、の認識が違う。

そうなると、プレーにも現れてくるのがテニス、なんです。

 

2.大事なポイントは、計画的に準備を

ダブルスペアで、もし組み慣れているペアなら再度確認しておきましょう。

自分たちが、絶対に取りたいポイントはどこなのか。

お互いの考えを確認して、共通部分を見つけ出す。

序盤、中盤、終盤に、必ずポイントとなる場面があるでしょう。

まずは、カウントで考えてみてください。

ゲームカウント、ポイントで、どういう時に「絶対に取りたい」と考えるのか。

言葉に出して、しっかり意志を確認する。

これって、大事なことですよ。

 

3.絶対取りたいポイントで、選択するプレーは?

ここに、ダブルスとしての個性が出て来る。

ペアとしての本質、とも思って欲しい。

絶対に取りたいポイント、私ならあえての「積極策」で出ます。

サーブ側ならチェンジプレー、リターン側ならリターンダッシュ、ストレートアタック、を入れていく。

なぜなら、これが自分たちの一番得意な形であり、後悔が無いから。

失敗しても、やり切っておけば後悔は全く無い。

ペアで温度差があるときって、何かしらポイントが終わった後にしこりが残るんですよね。

ポイントを落とした以上に、きっと残るはず。

そうならない為に、自分たちがどういうプレーをするのか、その根拠は何なのかを考えておきましょう!

 

4.迷いの無いプレーは、勢いを生む

「ここだ!絶対取るんだ!」というポイント、迷いが無いのが一番。

迷いが少しでもあると、それはプレーに影響する。

温度感を合わせて、しっかりプレーしていく。

そしてやることを、しっかり決めておく。

これは、何度も書いてきましたが実力に関係無く、皆さんが出来ること。

まずは、こんなコミュニケーションからペアとしてみませんか?

テニスの試合って、「どのポイント」が勝負の境目だと思う?みたいな感じで。

意外な答えが返ってくるかも知れませんよ。

 

ダブルスのペアで、息が合ったプレー・・・は、実はプレー前に始まっている。

ポイントの価値観が同じだから、必死になって結果的にナイスなコンビネーションが生まれる。

このことだけは、覚えておいて損は無いでしょう。

強い相手試合なら、こういうポイントでも相手に立ち向かっていかないといけない。

しっかり準備して、考えていきましょう!

ピックアップ記事

  1. 都内でラケットバッグを持ち歩くのは辛い!人は、「ecbo cloak」でラケバを…
  2. テニスの試合で勝ちたい男子選手に、オススメのゲームウェア
  3. バランスクッションを使って、テニス選手に必要なバランス感覚を養おう
  4. 急な怪我でも安心!準備しておきたい応急処置グッズ5つ
  5. プッシュアップバーを使って、テニスに必要なトレーニングを効率化しよう

関連記事

  1. ダブルス

    雁行陣で、実は狙い目なのは…?

    みなさんが試合に出ていて、対戦する機会が多いのは雁行陣。これ…

  2. テニス ボレー

    ダブルス

    並行陣で速いボールに腰が引けてしまう人は、低い態勢のまま前に出よう

    並行陣でダブルスをプレーしているときに、気を付けたいこと。サー…

  3. テニス ダブルス

    ダブルス

    雁行陣でも並行陣でも、「後衛を信じてポーチに飛び込んでいく」勇気が前衛には必要です

    よく、「良いダブルスとは、どんなダブルスですか?」と聞かれます。…

  4. テニス ダブルス

    ダブルス

    細か過ぎるけど、絶対に試合で使えるダブルスのセットプレー7選

    ダブルスの試合で、使える「セットプレー」を準備して欲しい。これ…

  5. ダブルス

    強い並行陣は、後衛のポジショニングに秘密有り!

    並行陣で、手堅くプレーしていく。安定感のあるダブルスは、ミスが…

  6. テニス ダブルス

    ダブルス

    ダブルスの試合で、「ポイントを獲り切る」イメージが湧かない人は、どんなイメージを持てば良い?

    ダブルスの試合、ポイントを自分たちから獲るイメージ、しっかり湧いてます…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス ダブルス

    戦術

    テニスの試合で、「対戦相手の得意コースを見抜く方法」を教えます
  2. テニス メンタル

    テニススクール

    どんなに凄い技術や経歴を持っていても、全てのテニスコーチは「信頼」から始まる
  3. テニス ボレー

    ボレー

    テニスのボレーでは、「ネットより低い打点からのボレー」をしっかり返球できれば、プ…
  4. シングルス

    シングルスの試合で、ドロップショットをどこに打つ?
  5. テニス ストローク

    戦術

    テニスにおいて弱点は克服しようと思わず、「個性を武器にしていく」意識で強くなろう…
PAGE TOP