目次
私は今まで、全日本選手権や大阪ワールドスーパージュニア大会など、国内の多くの大会で主審やレフェリーを務めてきました。
そんな中で、強くなる選手、将来大成する選手にはある「特徴」があることに気付いたのです。
1セットマッチ、もう勝敗が決したような場面でも、彼らは決して手を緩めない。
そう、6-0で勝つことの重要性を、しっかり認識しているのです。
「1セットマッチで、5-0になったらもう安心?」だからアナタは、いつまで経っても2流選手なのです
■5-0から6-0でしっかり勝つ、ことの重要性
テニスは自分以外、ライバルだらけ。
同じ大会に出ている選手は、またいつ戦うかも分からない。
そんな相手には、もちろん勝つことも大事ですが、「少しの自信だって、与えたくない」のが大成する選手の考え方。
6-0で勝つのと、5-0から6-1、6-2になってしまうのでは、同じ勝ちでも意味が違う。
その次に対戦する選手にも、少し希望を与えてしまうことになることを、強くなる選手は知っているのです。
■5-0からの1ゲームは、負けている選手が思い切って来る
5-0になったとき、リードしているけど強い選手は分かっている。
次のゲームは、今まで通りにはいかないということを。
勝ち慣れていない選手は、もう5-0の時点で安心して自分に酔っていますよね。
0-5になった相手は、がむしゃらに来るし、吹っ切れた良いプレーをしてくる可能性が高い。
そこを抑え込んで6-0で勝つ、ことは本当に意味があることなのです。
■ただ勝てば良い、という感覚では成長しない
アナタ自身、目指している試合や大会、では「勝つこと」で必死かもしれない。
もちろん、それも大事なことです。
ですが普段の練習試合、マッチ練習でも、「6-0で勝つこと、勝ち切ること」はぜひ経験を積んでおいて欲しい。
なんとなくで、5-0になって安心するようなことが無いように。
自分に厳しく、勝ち切れる選手として成長していきましょう。
「6-0でも7-6でも、勝てば一緒じゃん。。」と思った方、もっと上を見ていきましょうよ。
単純に、試合時間が短ければ体力も温存出来ますし、プレーも隠せる。
押し切って勝つ、相手のペースアップを受け止めて勝つ、ことは経験値を積めば出来るようになります。
でも・・・その大前提として、アナタ自身がイメージ付くかどうかです。
強くなる、大成する選手の意識、少しでも真似してみて下さい。
何か掴めるものが、あるはずです。