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試合と練習の違い、一番大きい要因は何か。
私は、使うボールが全然違う、というのがあると思っています。
意外と見落とされがちですが、試合は全てニューボール。
さて練習は・・・となると、もう分かりますよね。
この違いの差を埋めていくには、お金が必要?
それよりもまず、必要なのは工夫です。
テニスでは、試合と練習で使う「テニスボールが全然違う」ことを、みんな忘れてはいないか?
■練習で使うボールを、まずは分別しよう
皆さん、部活や練習で使うボールはどう管理していますか?
何となく2か月くらい使ったら全部交換・・・では、もったいない。
まず、毎日空気が入っているボール、抜けたボールを分別しましょう。
同じように使っていても、ボールの消耗度は細かく違いますし、そもそも空気が抜けやすいボールも混じっている。
そう考えると、「空気が抜けているボール」と「抜けていないボール」は、強く握ってみれば分かる。
簡単にぐにゃっとなるボールは、「抜けているボール」として集めておく。
■空気が抜けているボールは球出し&トレーニング用
空気が抜けても、すぐに捨ててはもったいない。
球出しで使っていけば、まだまだ使えます。
ただし、ラリーでは使えない。
使っていたら、試合でのラリーとのギャップが生じて悪い癖、イメージが付いてしまう。
ラリー系の練習は、少なくとも空気がまだ入っている状態のボールで行うようにしましょう。
ニューボールとは言わなくても、しっかり空気が入っているテニスボールで打ち合うこと、が大事です。
■それでもニューボールは必要!定期的に大事に買おう
それでもやっぱり、ニューボールの感覚はなるべく日常的に感じられるよう、まめに開封して使っていきたい。
学生の皆さんにとっては、お金もかかるし簡単では無いですよね。
ですが、まず考えて欲しいのは「大事に少しずつ使う」ということ。
ニューボールでのラリー練習、は1面に6球もあれば良いでしょう。
交代でボールボーイ、球拾い係をやって、少ないボールでなるべく丁寧に、ミスをしないラリー練習をやっていく。
ボールをたくさん使っている部活、サークル、チームが強いとは限らない。
むしろ練習では、必要最低限の良い状態のボールを使っているチーム、が強くなるのです。
練習での緊張感、はありますか?
試合での違いはボールにある、と書きましたが、この使うボールを通じて緊張感も高めていける。
少ない数のニューボールで、緊張感を持って練習すると、試合でも近いような感じでプレーできる。
少しずつで良いので、まずはボールを分別する、そしてニューボールを少しずつ使っていく。
こういった丁寧な習慣が、試合で強いテニスチームを作っていくことでしょう。