練習メニュー

「ミスばっかだと、練習になんねぇよっ!」と、テニスの練習でアナタは言えますか?

テニスはミスが多いと負けてしまう。

だからミスしないように気を付けなきゃいけない。

そう思いながら練習の時もミスに気を付けてやらなきゃいけないんだけど、ついつい練習の時はミスをしない安定テニスよりも、どれだけ攻撃出来るかってことに意識が行ってしまいがち。

「強くなること=パワー」って思ってしまうからね。

 

「ミスばっかだと、練習になんねぇよっ!」と、テニスの練習でアナタは言えますか?

 


 

でもちゃんと「安定感」を重視した練習を徹底させる方法がある。

それは・・・自分より強い相手と練習をすること。

いや、単なる自分より上ってことじゃない。

かなり自分より上のレベルの選手、もしくは恐れ多い存在ってくらいの人と練習をする。

 

具体的に言うと、ムチャクチャ強くて怖い先輩・・・なんて良いかもね

そんな相手に「おい、ちょっと俺の練習相手やってくれ」なんて言われて一緒に練習する事になると、もう返球するので精いっぱい。

でもミスが多いとその強い相手の練習にならないから、もう必死でボールを安定させることに集中し、どうすればミスを減らせるかってことを自然と学べるんだよ。

だって、一本のミスさえ許されない状況なんだから。

俺は高校の時、こういう怖い選手と練習するなんて環境は一回も経験したことなかった。

でも卒業してテニスコーチに就職してからは、怖い先輩のヒッティングをやらされたし、ジュニア選手のヒッティングコーチもやった(この時はメインコーチが怖かった!!)し、海外の行った先で強い選手に頼み込んで練習してもらった時なんかも、ミスは絶対許されない心境で、何だか本番の試合よりも緊張した思い出がある。

 

でもそれらの経験から、本番の試合でどうやって安定感を構築するかを学んだんだよ

でもなかなかそういう存在の先輩とか、選手が自分のテニス環境にいることは無いと思う。

見付けるためには、外のテニス環境・・・試合会場とか行って自分より強い選手に「一緒に練習お願いできますか」って言うしかない。

そこでOKもらったら嬉しいけど緊張するよ~!

 



 

でもそういうのに慣れておかないと選手としてやっていけない

それから部活であれば、後輩の為にも自分自身がピリピリと緊張感のある先輩になる必要がある。

後輩に練習相手をしてもらった時、あまりにミスが多いようだと「そんなんじゃ練習になんねぇよ!」ということをガツンと伝えて、プレッシャーを与えられる先輩になるべきだね。

もちろん先輩として、自分自身もミスしないようにしないといけないんだけど、それもまた良い練習が出来ると思うよ。

 

■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ

ピックアップ記事

  1. テニスのルールの基本を学びたい人にお勧めの書籍「テニスのルール 審判の基本」
  2. HEADラケットのスタンダードモデルを使い続けて、気付いたことまとめ
  3. テニスのフットワークを支える足元の秘密は、スーパーフィートのインソール
  4. テニスフリークなら必携のタオルは、「作戦ボードタオル」で決まり!
  5. ベイビーステップ 46巻 は、シングルスの試合の駆け引きの描写が秀逸

関連記事

  1. テニス メンタル

    練習メニュー

    「おうちで出来る練習」は工夫次第でテニスの上達の助けになります!

    「家でも出来る練習は無いですか?」とよく質問を受ける。素振りが…

  2. テニス 練習

    練習メニュー

    ライバルには、強くなってもらうに限る

    みなさんが普段、テニスを練習する環境。それはサークルや部活、…

  3. テニス スマッシュ

    練習メニュー

    「センターセオリー」を体感したければ、一度センターストラップを外してみると良い

    普段、楽させてもらっている部分。これを外してみると、「やっぱり…

  4. テニス 練習

    練習メニュー

    練習中にコート上に落ちているボールの数だけ、アナタのチームの弱さである

    意識しないと、気付かないこと。毎回同じような風景だと、私たちは…

  5. テニス ミス

    練習メニュー

    県内No.1のアノ選手だって、技術の9割はコピペです

    「あの選手のストローク、凄いな・・・」「サーブ、ブレイク出来る…

  6. テニス ダブルス

    練習メニュー

    いつものボレーボレーを、実戦的な練習に変える5つのアイデア

    普段、みなさんも練習していると思います。ネットを挟んで、短い距…

特集記事

  1. テニス ポジショニング

    戦術

    目の前の景色が違うだけで、テニス選手はメンタルが乱されていく
  2. ダブルス

    ポーチに動ける前衛は、この発想でプレー出来ている
  3. テニス 準備

    ストローク

    高く弾むチャンスのようなボール、はどの高さでストロークするのが良い?
  4. テニス 前衛

    ダブルス

    「並行陣を崩すディンクショット」を身に付ければ、テニスの試合での速いサーブも怖く…
  5. テニス スライス

    戦術

    テニスが上達する、ということは、狙った場所に繰り返し打てるようになるということ
PAGE TOP