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テニスを続けていると、遅かれ早かれ、成長はしていく。
学生の皆さんであれば身体的な成長もするでしょうし、技術的にも毎日部活をしていれば、多少は向上していく。
でも、最近私が感じるのは、「心の成長って、本当に目に見えない」ということ。
だからこそ、テニスのようなスポーツは難しいのです。
テニスを続けていて、身体と技術の成長は見えるけど「心の成長は見えない」から、難しいのです
1.技術の成長って、必ずしも成績に比例しない
私自身、ジュニアにテニスの指導をしながら痛感してきました。
「なぜ、この子は勝てないのだろう・・・技術は充分にあるのに」と感じること、多々ありました。
でもよく観てみると、納得出来る部分はある。
試合に負けても、全く悔しそうな素振りも無いし、翌日から努力するでも無い。
テニスノートも何度言っても続かないし、勉強からも逃げてばかり。
でも、そういう部分って、結局は自分でしか自分を見れない。
自分で自分を変えていくしか、心の成長にはつながらないのです。
2.アナタの周りに、「尊敬出来るテニスの指導者」はいますか?
スクールのコーチでも、部活の顧問でも良い。
実は、テニスって圧倒的にこの「尊敬される指導者」が少ないように思います。
だからこそ、「心の成長」が遅い。
学生の多感な時期に、かけられる言葉一つで人生が変わるかも知れないのに、テニス界にはそれが少ないように思います。
テニスをしていても、技術の成長、身体的な成長にだけ、目がいってしまう・・・のって、どこか悲しい。
私自身、自戒も込めて、この想いはいつも胸に秘めています。
3.「目に見えない部分」を、感じ取れる力を養おう
アナタの周り、テニスをしていない人でも、「この人は凄いな・・・」と思うような魅力的な人、いませんか?
そういった感覚、大事にしてください。
きっとそういった人は、テニスのような試合にも強い。
速いショットが打てる、足が速い、体力がすごい、というのも、もちろんテニスにおいては凄いことだし実力のうち。
ですが、目に見えない心の成長、こそ試合結果に一番直結してくる部分。
このことは、ぜひ学生の皆さんにも頭に入れておいて欲しいのです。
30代中盤になって、改めて感じます。
メンタルの強さ、心の成長というのは、目に見えないからこそ「安易に」考えられがち。
簡単に強く出来る?
そんなことはありません。
何歳になっても、テニスを通じて心は成長出来る。
きっとそういった成長を意識出来ている人が、何歳になってもテニスライフを充実出来る。
少し説教臭い文章になってしまいましたが、どこか頭に入れておいて頂けると嬉しいです。