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今の時期は、まさに高校野球の地区予選が大詰め。
皆さんの高校、もしかしたら勝ち残っている、甲子園出場が決まった、という方もいるかも知れませんね。
私の高校は残念ながら敗退してしまいましたが、野球を観ていてもテニスに活かせるヒントはたくさんある。
例えば、「盗塁」。
ピッチャーが投げるモーションに入った瞬間に次の塁を狙ってランナーが走りだす、相手の隙を突いたプレー。
テニスのダブルスの前衛のポーチ、と私はよく似ていると思っていつも参考にしています。
テニスの前衛のポーチボレーと、「野球の盗塁」はすごく似ていると思う
■相手に「バレなければ」スタートは速い方が良い
相手ピッチャーが気付いて「けん制」されると、ランナーは塁に戻らないといけない。
「次は絶対に、キャッチャーに向かって投げる!」と読めた瞬間に、良いスタートが切れます。
もちろん、アウトになる可能性だってある。
ポーチも一緒ですよね、ストレートに打たれることはある。
失敗する可能性もあるし、成功すれば次の塁に進んでチャンスが広がる、テニスならポイントが入る可能性が高い。
相手との駆け引きがある時点で、すごく似ている要素があります。
■テニスの前衛は、相手の動きを盗むことでポイントを奪える
ダブルスの前衛は、待っていてもチャンスは来ない。
相手の心理を読んで、打つコースに飛び込んでいかないといけない。
それは野球で言うところの、ピッチャーのモーションをランナーが盗む、ということになります。
人には必ず、何かしら癖がある。
ぜひその癖を見抜いて、良いスタートを切ってみて下さい。
■失敗しても、それはただの失敗じゃない!のが盗塁とポーチ
失敗しても、それを活かせる、という点では似ています。
盗塁だって、成功しなくても相手ピッチャーは「また走られるかも・・・バッターに集中できない・・・」と感じてくれる。
ポーチはリターン側に、「この選手は出てくるな・・・サーバーに集中できないな・・・」と、プレッシャーを与えることが出来る。
実行した、という事実がある時点で、必ず試合で効果的に効いてきます。
テニスにおいて、こういった作戦は「やらないこと」が失敗なのです。
失敗したくない、と思っていること自体が、試合に勝てない発想。
だって、失ってもたった1ポイントですよ。
序盤にどんどん、相手にプレッシャーをかけていきましょう!