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テニスの試合、辛いときはどんなときですか?
試合に負けそうなとき?
いや、それよりも嫌なのは「リードしているのに、追いつかれそうなとき」じゃないでしょうか。
試合前に、こういう状況になったらどうするか、を決めておく。
全てのことに想定を立てておくのは、勝てるテニス選手の大前提です。
テニスの試合、「序盤にリードして少しずつ追いつかれてきた・・・」ら、アナタならどうしますか?
■例えば3-0リードから、3-1、3-2となってきたら・・・?
私は試合のときに、パターンを決めています。
まずはしっかり全力でスタートダッシュ、3ゲームくらいリードする。
そこから相手の出方を伺いつつ少しペースダウン、だからこそ、ここで追いつかれそうになる。
スコアだけ見ればまくられ気味ですが、もちろん、追いつかせるつもりはありません。
ゲームカウントが3-2くらいまでになったら・・・私はいつも、やることは決めています。
■3-2の次のゲームでの最初のポイントこそ、この試合の勝敗を決める!
追いつかれそうになってきたゲーム、の最初のポイント。
ここがこの試合の天王山、勝敗の分かれ目になると私はいつも思っています。
とにかくここでは、積極策。
最初のポイントで動くことが大事、と決めています。
ダブルスならポーチ、ストレートアタック、シングルスならサーブ&ボレーやリターンダッシュ。
相手の出鼻、調子付いてきたところに、しっかり「このままやらせないぞ!」という意思を見せる。
■「追いつかれるかも・・・」というメンタルは、試合で絶対に表に出さない
相手に対して、弱みを見せない。
追いつかれそうになっているけど、あえて平気な顔をして見せておく。
そして表情や態度だけでなく、プレーでも示す。
「簡単には追いつかせないよ」というメッセージを、相手に送りましょう。
そうすれば相手も、「やっぱり追いつくには遠い・・・」と思って、引いてくれるはず。
「そんなシナリオ通りにいく訳ないじゃん・・・」と思った方、ごもっとも。
ですがシナリオが無いと、全てが場当たり的になる。
シナリオがあれば、自分が今、どういう位置にいるのかが分かる。
今回はあくまで3-0に出来た段階、での仮定の話でしたが、そういうのをたくさん用意しておくと面白いですよね。
強い選手は、こういうのを感覚的、経験的に分かっているんです。
何事も、しっかり準備と計画性が大事。
さぁ、ペンを取って準備していきましょう!