今年のお盆休みは、久々にインカレの試合を岐阜まで観戦に行って来ました。
生憎の天候で、ちゃんと観戦出来たのはほぼ1日だけでしたが、とても良い刺激に。
そして、私自身改めて感じたこと、を書いておきたいと思います。
まず、学生トップレベルの試合でも、私たち一般プレイヤーの試合でも、共通する課題はシンプルだということです。
負ける、ということはどこかで相手と差が付いたということ。
じっくりと試合を観ていると、ほとんどの試合は「基本的なことが出来ているかどうか」にかかって来ます。
例えば、サーブ。
これも、当然ですがファーストサーブを入れていけば、そう簡単にはブレイクされない。
いくら強力なサーブを打てる選手でも、やはりセカンドサーブになったポイント、ゲームで崩れていく。
相手からすると、「セカンドならいける!」と思ってリターンから強気に前に出られるんですよね。
これが非常に、大きな差になりやすい。
遅くてもファーストサーブを入れておけば、相手は強気になれない、セカンドサーブ自体を狙えないですから。
あと、ストロークであれば「軌道の高さ」。
これが低い選手は、まず安定感が無いから勝ち上がれない。
軌道が高ければ、それだけ多少ずれてもネットはしない。
高い軌道で打ちたければ、出来るだけ高い打点で打つこと、が基本になりますよね。
強い選手は、打点を落とさない。
これも、私たち一般レベルのプレイヤーにも大切な基本、です。
またシングルスでは、「ネットに出てミスを誘う」ということ。
綺麗なボレーのポイントは少なくても、相手が無理してネットする、アウトする。
こういうポイントを引き出せる選手は、学生でも強い。
シングルスの試合では、ネットに出た時にはプレーはシンプルで良い。
これもすごく、勉強になりました。
全体的に、やはりストローク主体のプレイヤーが多いな、という印象。
多様性という意味では、少し危機感を覚えます。
ネットプレイヤーはいないし、ダブルスの並行陣も少ない。
何が良い、悪いという話ではなく、サーブやネットプレーをしっかり磨ける環境、指導者は少ないのかなと。
目の前の勝利だけなら、ストロークを磨く方が良いのかも知れません。
でも、ネットプレーとベースラインプレーは両輪、ですからね、
強いネットプレイヤーがいてこそ、本物のベースラインプレイヤーも育っていく。
片方だけで発展していくには、限界がある。
そんなことを考えながら、試合を観てました。
同時に、自分が試合をするとしたら、どう戦うかなと。
みなさんも、ぜひこの視点で上のレベルの試合も観戦するようにして下さいね。
だって、来週末はコートで対戦相手として戦うこと、になるかも知れないんですから。
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