テニスを続けていれば、基本上手くいかないことばかり。
そうじゃないですか?
もし、順風満帆、試合にも勝ち続けているという人がいたら、それは凄いですけど。
でも、そんな人はいないでしょう。
自分の目の前で起きていること、きっと悔しいことばかりだと思います。
でも、テニス選手として、自分の中で当事者意識を持たないと成長していないんですよね。
これは紛れもない事実、だと思います。
テストで結果が悪かったら、出題者のせい?
仕事でミスしたら、周りのせい?
いや、それが普通の感覚だと思いますよ。
誰だって、自分が可愛い訳ですから。
偉そうに書いてますが、私だってそうです。
仕事で上手くいかないときには、仕組みを作った人、周りのだれかのせいにしたくなる。
でも、そこはグッとこらえて、この言葉を大事にしています。
テニスから学んで来たのは、「今自分の目の前で起きていることは、全て自分が引き起こしていること」ということ。
これは本当に、そうなんですよね。
例えばテニスの試合で、ダブルフォルトに苦しむ場面、があるとしましょう。
試合の中で、「もう嫌だ・・・サーブ打ちたくない・・・逃げ出したい・・・」と思っても、誰のせいにも出来ない。
数少ない練習の機会で、真剣にサーブを打っていたのか。
1日5分でも、ラケットを握って素振りをしたのかどうか。
これが、問われているんです。
目の前で起きていることは、自分が全て引き起こしている。
そう考える、気付くことが大事なんです。
周りのせい、誰かのせいにするのって、子供です。
年齢は重ねていても、子供っぽい人多いじゃないですか、特に現代では。
だからこそ、私たちはテニスから学んでいかないといけない。
気付いて、自分を変えていかないといけない。
仕事や勉強、で気付くのが一番かも知れませんが、それってやっぱり、しんどいと思うんです。
売上を落としたり、誰かに直接迷惑をかけることになりますからね。
でも、テニスの試合は勝負の世界。
負けても失敗しても、誰かに迷惑をかける訳じゃない。
それを糧にしていけるかどうかは、アナタ次第です。