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「こういう相手には、勝てるようになってきたな・・・」
と、冷静にアナタ自身、テニスの試合を振り返ることが出来るようになると強い。
その為に必要な意識、それは「例題感覚」です。
皆さんが数学で習うような公式、例題、実はテニスでも同じようなことが活かせる。
私はそう思っています。
テニスで勝てる相手を増やすには、「例題をたくさん解いていく」つもりで、経験を積み重ねていこう
■対戦相手の記録を、しっかり次に活かす
対戦相手に勝つ、それはすごく大事なこと。
ですがもっと大事なことは、その勝った試合もしっかり分析して「似たような相手」に同じように勝てるようになる、ということ。
そう、数学で「例題」ってたくさん解いたじゃないですか。
例題に当てはめれば、複雑な問題も解けるようになる。
テニスの試合だって、一緒です。
少なくともアナタの周りの選手は、そんなに数多くのプレースタイルがある訳じゃない。
例題化していく意識、があれば勝ち試合を増やすことが出来るはずです。
■まずシングルスで、4パターンの相手を想定してみよう
私はいつも、まず基本の4パターンの選手を対戦相手としてイメージしています。
・ひたすら粘るストローカータイプ
・粘りながらも攻撃してくるストローカータイプ
・積極的にネットに出て来るボレーヤータイプ
・相手に合わせてテニスをしてくるオールラウンダータイプ
もちろん、もっと細分化していくことも出来ますが、まずこの4パターンを例題として考える。
あくまで私の例、です。
それぞれ、自分のテニスでどう対応していくのか、整理しておくと、目の前の対戦相手にも落ち着いて対応出来る。
一度アナタなりに、シングルスでどう戦うのか考えてみませんか?
■全ては仮定を立てることから、試合は始まる
私はいつも、仮定や仮設を立てて試合に入る。
「この相手は、多分こんな感じだろう・・・」と初見の相手でも仮定を立ててみて、序盤の数ゲームで検証する。
例題にあてはまるのか?あてはまらない部分を、どう対応していくのか・・・まさに相手との会話です。
実際に、テストの問題を解くのでも問題作成者との対話、じゃないですか。
例題はたくさんの問題を解いてきた数、によって完成される。
アナタ自身、なるべくたくさんの人と試合をしましょう。
練習試合でも、出来るだけ本番に近い緊張感で。