テニス 環境

その他

「試合に出れないなら、せめて応援で仲間を助けたい!」と思う人に知って欲しい、テニスと応援マナーについて

テニスの団体戦は、応援も醍醐味の一つ。

ですがつい力が入ってしまう余りに、トラブルの元になってしまうようなことも多い。

他のスポーツとは少し異なるテニスの応援スタイルですが、しっかりとマナーと知識があれば大丈夫。

気持ち良く応援して、仲間を勝たせることが出来れば、きっと団体戦ももっと楽しくなるはず。

ぜひアナタのチームでも、「素敵な応援」探してみて下さい。

 

「試合に出れないなら、せめて応援で仲間を助けたい!」と思う人に知って欲しい、テニスと応援マナーについて

 


 

1.インプレー中は静かに、動かない

インプレー中は、声を出さないで静かにプレーを見守る。

そして移動も最小限に抑えるのがテニスの応援のマナーです。

つい、力が入って「アウトだ!」なんて声が出てしまいそうですが、そこはグッと我慢しましょう。

セルフジャッジの試合でなくとも、選手がその声を聞いてプレーを止めてしまう怖れもあります。

しっかりと冷静に、気持ちを落ち着かせて応援できるように準備しましょう。

 

2.選手への声掛けが、「コーチング」になったら反則に

テニスの試合である一つの独特のルールですが、選手を応援することは可能ですが、「コーチング」することは禁止されています。

「相手はバックハンドが苦手だぞ!」みたいな声をかけたり、アドバイスを送ることは反則になる。

「ナイスショット!」のような掛け声であればOKなんですが、この線引きは非常に難しいところです。

市民大会の個人戦などでも、コーチとアイコンタクトを取ったりするだけで反則とみなされるケースもある。

基本的にはシンプルな掛け声と、拍手のみ、がテニスの応援の基本スタイルです。

 

3.とにかくジャッジには、応援は関与しない

主審が付く試合でも、セルフジャッジの試合でも、応援の人がトラブルの元になってはいけません。

「入ってるだろ・・・絶対・・・」と思っても、抗議も何も出来ないのです。

あくまで主役は試合をしている選手たち。

つい熱くなって抗議したり、すぐにレフェリーを呼びに行く観客の方もいますが、まずは選手以上に冷静になること。

そしてぜひ、良いプレーには相手にも拍手を送るくらい、余裕を持って観戦出来ると素敵だと思います。

 

日本のテニスは、まだまだ「観客が楽しめる文化」が未熟と言われています。

デビスカップを観ると、海外の応援団のほうが楽しそうで目立ってますよね。

でも、良い応援とマナー違反な応援って、すごく紙一重な気がするんです。

応援は自分の応援する選手に何かしらの影響を与えるのが目的であって、相手を委縮させたり試合の邪魔をするものではない。

それだけはぜひ、覚えておいて下さい。

ピックアップ記事

  1. テニス選手として必要な、「オーラルケア」と栄養素について
  2. 全日本テニス5回優勝!佐藤博康プロにボレーのコツを聞いてみた①
  3. 読者のみなさんへ、アンケートのお願いです
  4. テニス選手の熱中症・痙攣対策に、ミニクーラーボックスは必需品!
  5. テニスで肩が上がらない・・・と、苦労する人は「ピイラティス・ポール」がオススメで…

関連記事

  1. テニス スマッシュ

    その他

    思考に身体が付いていかないときは、一旦思考を止めてみる勇気も大事

    試合中に、何かを考え過ぎて上手くいかなくなること。テニスの試合…

  2. その他

    「技術が足りない」という発想は、いかにも日本人らしい

    「テニスが上手くはない、出来ない」と、多くの人が思っていること…

  3. テニス メンタル

    その他

    マナーが良い選手は、大事な試合に勝てない?

    先日、私の周りでこんな議論がありました。「マナーが良い選手は、…

  4. テニス ミス

    その他

    「テニスの試合は過酷である」真夏の暑さ対策として大切な「汗」について

    この時期、色々な暑さ対策を皆さんも行なっているかと思います。テ…

  5. その他

    西岡選手を応援したくなる、その理由

    「普段、応援している選手はいますか?」というご質問を、頂きました。…

  6. テニス 指導

    その他

    「規律と平等」が無いテニスチームには、強い選手は育たない

    「部活の上下関係で、悩んでいます・・・」といった声、よく伺います。…

特集記事

  1. テニス 駆け引き

    その他

    テニスの試合で予測をするときには、「逆を突かれても対応できる」相手かどうかをまず…
  2. 戦術

    テニスでも「ボールをキープする」という感覚が大事
  3. 戦術

    打たれてもいないコースを、警戒する必要ある?
  4. テニス ダブルス

    練習メニュー

    前衛がラケットで触れば勝ち、のゲーム形式をやってみよう!
  5. テニス 夜

    メンタル

    テニスの試合で格上相手に勝ちたければ、「アナタが格下相手にやられて嫌なこと」を徹…
PAGE TOP