テニス メンタル

日々の雑記

甲子園での球数制限、について思うこと

暑い夏が、もうすぐ終わる・・・と思ったら、また暑くなりましたね。。

今、私はお昼休みにガット張りにラケットを出してきたんですが、10分くらい歩いただけで、もう汗だく。

冬場で1セットマッチやったくらい、の体力を使った気がします。

 

体力の消耗、と言えば甲子園でのピッチャーの球数問題、も話題になっています。

みなさんは、どうお考えでしょうか・・・?

この問題、あくまで私の見解ですが、ここで書かせて頂きたいと思っています。

結論、球数制限は必要だと思っています。

ですが、甲子園の本大会だけ、でやっても意味が無いでしょう。

むしろ、私は野球だけの問題じゃなくて、「高校生のスポーツ、本当にどうするの?」という視点が大事だと思っています。

 

テニスも今年、夏のインターハイは三重県で行われました。

インドアコートもありますが、基本はアウトドアコート。

気温40度の中での、ハードコートでの試合。

それに、シングルスの試合は1~4回戦まで一気に一日でやり切ります。

勝ち進んでいく選手からすると、本当に地獄です。

学校の為、自分の為とは言え、あれでは夏がトラウマになる、テニス辞めたくなりますよ・・・。

甲子園以外にも、高校生はたくさんの危険にさらされています。

試合だけでなく、練習もそうですよね。

夏場に理不尽な長時間練習をして身体を壊す、心も壊れていく人、今年の夏に何人いたでしょうか。

でも高校でスポーツをやる、と言えば基本部活しか選択肢が無い。

高校生は、選べない、それが学生らしいと押し付けられているように思えてなりません。

 

高校生のスポーツは、何を目指すべきなのか。

私は一つの指標として、卒業して10年、20年経っても、大好きなスポーツを続けて欲しい、と思っています。

そのための基礎を、高校時代に作って欲しい。

もちろん試合で勝つこと、全国大会で結果を出すことは、立派です。

でも、じゃあ彼らの何人が、30歳、40歳になってそのスポーツを続けているでしょうか。

楽しんでいるでしょうか。

この視点に立たないと、いくら球数制限をしても意味が無い。

だって、明確なビジョンが無い訳ですから。

 

私は、高校でラケットを持ってくれた人は、生涯テニスを続けて欲しいと思っています。

ラッキーなことに、私は大学を出てテニスコーチを止めた後も、3年くらいしてまたテニスを再開しました。

それは、周りにテニスを一緒に出来る仲間がいたから。

テニススクール、というものがどういう場所かを知っていたから、です。

ですから、すごく稀なケースだと思うんですよね。

普通は、「また再開したいな」と思っても、その受け皿が無いですから。

駅前のスポーツジム、なんて私からすると社会体育の失敗の象徴、でしかありません。

あそこに行かないと、健康を維持出来ない、というのは寂しいこと。

だって、好きで始めたスポーツ、がみなさんにはあったはずですから。

 


 

甲子園の球数制限、あれは結果論、場当たり的な対策でしかない。

もっともっと、高校生のスポーツについて、真剣に考えないと。

大人になってスポーツを続ける人が増えれば、心身も健康になって医療費が減る、健康寿命が延びて幸せな人が増える。

私は、それをテニスというツールで、実現したいと思っています。

初心者も上級者も、ジュニアもシニアも関係ない。

ラケットを握ってテニスを始めてくれたなら、それを離させてはいけない。

だったら、どうすれば良いのか。

今と真逆、の発想が大事なんじゃないかな、と。

そんな未来を、みなさんと創りたい、本気で。

ピックアップ記事

  1. 急な怪我でも安心!準備しておきたい応急処置グッズ5つ
  2. テニスのニューボールの状態を維持出来る、「ボールキーパー」って?
  3. あらゆる場面で活躍できる「万能タイプスポーツサプリメント」凌駕BCAA+
  4. 学生さんや社会人プレイヤーにもお勧め!「タッチ系テニス」に適したガット3選
  5. 雨が多い時期の試合は、防水スプレーは必須アイテム

関連記事

  1. 日々の雑記

    YouTube動画、10,000再生突破しました

    まだまだ・・・全然、小さい数なんですが。昨年の12月から開始…

  2. テニス 調子

    日々の雑記

    「恥」を知れば、テニスはもっと強くなる

    今日も記事を読んで頂き、ありがとう御座います。ちょっとずつ、夏…

  3. テニス 感覚

    日々の雑記

    アナタのテニスを、誰かの「主観」という物差しで測ってはいけない

    皆さんは、「自分のテニス」をしっかり自分で決断出来てますか?も…

  4. 日々の雑記

    下を見ない癖を養うには、覚悟が必要

    読者のみなさんは、それぞれの環境があるにせよテニスが上手くなりたい、…

  5. テニス 準備

    日々の雑記

    感動出来る、という素敵な才能

    年末、お正月、三連休・・・。ようやく普通の週末、といった感じで…

  6. テニス メンタル

    日々の雑記

    断言します、アナタは「人を感動させる」試合の主役になれる

    年末になると、スポーツの観戦機会が増えますよね。テレビでもサッ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. 日々の雑記

    ITベンチャーからテニス界へ来て感じること
  2. テニス 楽天

    メンタル

    本物の気迫は、試合の現場で相手の判断を誤らせる
  3. テニス ボレー

    ダブルス

    ダブルスの試合で前衛のときには、「自分のプレッシャーがどれくらい効いているのか?…
  4. メンタル

    「テニスの試合が怖い、やりたくない・・・」症候群に陥ってしまった方へ送るメッセー…
  5. テニス ストローク

    ストローク

    逆クロス方向へのショットは、相手に背中を向けよう
PAGE TOP