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意識しないと、気付かないこと。
毎回同じような風景だと、私たちはどこかそれを当たり前だと思って、麻痺した感覚で見てしまう。
練習の風景、なんてまさにそうだと思いますよ。
部活やサークル、で普段している練習、小さいところに「弱さ」って出てしまう。
みなさん、ぜひ考えて欲しいポイントなんです。
練習中にコート上に落ちているボールの数だけ、アナタのチームの弱さである
1.練習でボール、使い過ぎ
なチーム、が多いです。
これって、ちょっとした甘えにつながるんですよ。
ラリー練習でも、ボールが潤沢にあると、ミスしても気にしないじゃないですか。
もちろん、その方がたくさんラリーは出来るかも知れません。
でも、ボールをたくさん使いながら、パッサパサとネットにかけていくチーム、が本当に多い。
ストロークもボレーも速い、直線的なボールばっかりで、ネット際にはボールの山。
こういうチーム、が強くなれるとは到底思えないんですよね。
2.ラリー練習なら、1面あたり20球で良い
球出し練習、なら良いと思います。
たくさんの球数、を用意して数を打つ。
でも、ラリー練習や試合形式、のような練習では、そもそもボールってそんなに必要無い。
20球くらいあれば、充分だと思いますよ。
それを使い切ったら、また拾ってスタート。
「ミスを少なくすれば、練習は効率的になる」という感覚、を養って欲しいんです。
簡単にネットしないし、簡単に相手の打ったボールも諦めない。
喰らい付いていけば、ラリーの回数は増えていきますから。
20球で内容の濃いラリー、ポイントを行うこと、が大事です。
3.ネット際にボールがあるから、ネット際のプレーが身に付かない
私は、これこそ深刻な問題だと思っています。
部活やサークルのテニスプレイヤーが、なぜネットプレーに弱いのか。
その一つの要因が、ネット際にはいつもボールが落ちていて、踏むのが怖いから近づけない、んだと思います。
ベースラインでストローク、をしている方が安全ですし楽ですからね。
ネット際にたくさんボールが落ちていたら、そりゃネットに近付けないですよ。
怪我が怖いですから。
ボールが落ちている数が多い程、人は出来ることが限られるし、集中力も削られる。
4.ボールの数を変えれば、意識が変わり練習が変わる
まず、1球を大切にする練習に変えていきましょう。
当然、試合は2球だけで行いますからね。
ボールだって、落ちていない。
だったら、練習もそれに近づけていかないと。
小さいことのようですが、たくさんボールが転がっているのが当たり前のテニスコートから、強い選手は生まれない。
この危機感、を持って練習しないと、私たちは強くなれないですよ。
どうしても、数を打つためだけの練習になりがちですからね。
緊張感、をどう生むのか。
これには、工夫が大事です。
ボールの数だけじゃない、スコアカードを設置したり、ボールボーイを交代で務めたり。
やり方は色々あるはずですよね。
ぜひ、みなさんのチームでも考えてみて下さい!
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