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「弱気は最大の敵」という言葉を残した、元プロ野球選手がいた。
広島カープで抑えのピッチャーとして活躍していたが、若くして病で亡くなった津田恒美投手。
どんなに逆境で苦しい場面でも、戦う相手はいつも自分自身。
これは、テニスを通じて私たちが日々感じている部分でしょう。
ネットを挟んだ相手以上に手強いのは、いつでも自分自身です。
テニスの試合では、戦うべき相手はネットを挟んだ相手だけでなく、「自分自身」だということ
■弱気な自分は、いつも語りかけてくる
「もう、頑張ったんじゃない?」
「負けて楽になろうよ」
そんな言葉、試合中に自分の中から聞こえてきたことはありませんか?
私は何度もあります。
常に弱い自分と会話しながら、ぶつかりながら揺れながら、試合を戦っている。
しっかり会話で打ち勝たないと、目の前に相手と戦う前に、自分に負けてしまうのです。
■「自分と会話」出来ている人は、要所で強い
試合の序盤から、自分自身と会話出来ているか。
もう一人の自分と、「調子はどう?」「相手はどんな感じ?」と試合の序盤から会話出来れば、弱い自分にも負け辛い。
試合が苦しくなって、負けそうになっていきなり自分自身に話しかけても、もう遅い。
普段からしっかり考えて、準備して序盤から対応できるかどうか。
戦う相手、は手強い自分であると覚悟しておきましょう。
■戦いは試合当日、だけじゃない
テニスは日々のトレーニング、習慣こそ試合で出る。
大会当日だけ頑張って、試合に勝てると思いますか?
普段の練習や土日の過ごし方、ちょっとした習慣がアナタの試合結果を左右するのです。
みんなが寝ている時間に、少し早く起きてトレーニング出来るか。
みんなが諦めるボールに、最後まで喰らいついていけるかどうか。
小さい積み重ねが、大きな差を作っていくのです。
メンタルが弱い、自分に負けてしまう人は、弱気な自分に負けている。
会話という形で自分と向き合うこと。
そして、普段から小さい積み重ねで自信を養うこと。
一朝一夕にはいきませんが、これだけは覚えておいて下さい。
対戦相手よりも、手強いのは自分自身、ですよ。