テニス ストローク

メンタル

ラケットを投げるたびに、アナタとラケットの距離は離れていく

昨日、私が普段一緒にテニスをしているメンバーで、草トーの団体戦に出ていたのですが・・・。

そこで、ラケットをコートに投げつけている男性の方が、いらっしゃいました。

結果的にオムニコートでしたがラケットも折れ、その人のペアも負け、団体戦のチームとしても負けてしまいました。

「自分は絶対やらない」と思っている方も多いと思いますが、私が観て感じたことを、改めて。

 

ラケットを投げるたびに、アナタとラケットの距離は離れていく

 


 

1.モノには魂が宿っている

私のおじいちゃん、おばあちゃん世代は、すごくモノを大切にしていた。

モノがたくさんある豊かな時代では無かったので、自然と大切にする精神が身に付いた・・・とも言えますが、何かに「魂が宿る」という考えが強かったように思います。

木や花のような植物にも、そして人が作ったモノにも、作り手の魂が宿っている。

ラケットだって、きっとそうです。

私はいつも、生き物に接するように握っているつもりです。

だってテニスでは大事な、相棒ですからね。

 

2.知らず知らずのうちに、自分を苦しめていく

ラケットを投げつけてしまうと、その魂と距離が出来てしまう。

それは結果的に、自分自身を苦しめることになります。

どんな人でも、「やってしまった・・・」とどこかで思うもの。

そう考えないようにする、ことがきっと逆に自分へのプレッシャーになる。

ラケットに悪いことしたな・・・と思っても、もう遅い。

モノって、生き物ですからね。

アナタの元に戻って来るのには、時間がかかるでしょう。

 

3.「感情的になる」ことは、最高にかっこわるい

昨日も、Jリーグのある試合でボールボーイへの暴力行為で、選手が退場になりました。

熱くなるのは、分かります、試合ですから。

でも、それを自分の行動に出して現していく、ことは最高にカッコ悪い。

人に暴力、なんて最悪ですが、ラケットを投げつけてもそのラケットを作った人、コートを整備している人、大会運営者や対戦相手にまで、不快な思いをさせてしまう。

たまに学生の方でも突っ張った雰囲気をカッコイイと勘違いしている人、テニス界でもたくさんいます。

長い間大会の運営をしてきましたが、そんな選手が勝ち進むことは稀。

自分をコントロール出来ない人は、テニスコートに足を踏み入れるべきでは無いでしょう。

 

「恥」は知れば、恥では無くなる。

知らないからこそ、恥なんです。

気付いて直すなら、1日1秒でも速い方が良い。

今日から、ラケットやモノを大切にしてみること。

それはきっと、アナタ自身のテニスを大切にしていくこと、につながるはずです。

 

今回のまとめ

ラケットにも、全てのモノにも、魂が宿っているからこそ大切にしよう

 

ピックアップ記事

  1. 晴雨兼用のビッグパラソルは、テニス選手なら欠かせないアイテム
  2. HEADラケットのスタンダードモデルを使い続けて、気付いたことまとめ
  3. iphoneでテニス動画を撮影するなら、三脚ホルダーのスマホスタンドを使おう!
  4. 真夏のスポーツ観戦には、超軽量・小型の折り畳み傘は必需品
  5. 11/4(月祝) 土居コーチ 女子ダブルスレッスン&ゲーム会 in鷹之台…

関連記事

  1. テニス メンタル

    メンタル

    もうすぐ試合が終わると思った瞬間に、アナタの思考は停止する

    勝っていたのに、最後で逆転される。思い出したくもない試合、きっ…

  2. テニス メンタル

    メンタル

    「時間無制限!」テニスの試合はラストポイントまで続いてくという意識を持って

    テニスの試合に時間制限は無い。さくさく試合が進むと、3セットマ…

  3. テニス メンタル

    メンタル

    「他競技の名勝負から学ぶ」テニスのメンタルトレーニングにお勧めの動画5選

    テニスは個人種目であり、メンタルトレーニングが重要なスポーツと言われて…

  4. テニス メンタル
  5. テニス メンタル

    メンタル

    対戦相手に感謝出来るようになると、試合の緊張感から開放される

    どうしても、試合で緊張して力を発揮出来ないと悩んでいる人。ネッ…

  6. メンタル

    「やられた」と思うのが、早過ぎる

    試合を観ていて、粘り強い人は何が違うのか。そもそも、「諦めが…

特集記事

  1. テニス メンタル

    その他

    テニス部の練習に、「大きな声出し」は必要だろうか?を考えてみる
  2. テニス ダブルス

    ボレー

    テニスで「どうしてもポーチに出れない・・・」と感じているアナタへのヒント5つ
  3. テニス ボレー

    ボレー

    前衛で動きまくった後は、「動かないこと」が最高のフェイントになる
  4. テニス 練習

    戦術

    一流の選手は、技を出した後に集中力を一気に高める
  5. テニス ボレー

    ボレー

    テニスにおける攻撃的なボレーは、全てを「2本で1セット」の考えで詰めていく意識が…
PAGE TOP