戦術

「自分の中から見付けだせ!」テニスの試合で使える技術を磨くには、確率重視で

俺のプレーはテニスを始めた高校生の頃に比べると随分と上達する事が出来た。

色んな人の助けもあってラッキーにも上達出来たんだけど、その上達の仕方って、今考えるとかなり地味なものだった感じである。

「このショットを手に入れたから、これから俺は勝てる!!」

みたいな、必殺ショットを編み出した訳じゃないからね。

 

「自分の中から見付けだせ!」テニスの試合で使える技術を磨くには、確率重視で

 


 

基本的にはこういう感じ。

例えば10本、ショットを打ったとしよう。

そのうち2本くらい「これはいい!!」と自分でも絶賛出来るショットはあるよね。

でも残り8本は、「まあまあ」か「ダメ!」というショット。

この段階では、20%の確率でしか打てない、「ナイスショット」は使い物にならない

でも使い物にはならないけど、条件揃えば打てる訳だから、普段の練習ではその条件をしっかり意識して、20%の確率を50%、80%って引き上げて行くのだ。

 

そして、80%以上でその「ナイスショット」を打てるようになると、それはその人にとって「ナイスショット」ではなく、「普通のショット」として試合で使えるのだ

こうやって全体的に底上げされると、また10本中2本くらいで更に良いショットが生み出されるのである。

それが生み出されたら、またその「新ナイスショット」の条件を、意識して試合で使えるくらい安定したショットに成長させていく。
 



 

テニスの上達ってそういうもんなんだよ

だから皆も普段の練習の中で、「新しいショットを編み出してやる!!」という考えよりも、いつも打っているショットの中で良いモノを見付けだし、その確率を上げてやろうという気持ちが大事だよ。

日々の自分のテニスをしっかり観察しよう。

 

■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ

ピックアップ記事

  1. テニスの試合に持参すると便利な、折り畳みチェア3選
  2. 【最大6名少人数制】10/1(水) 八木コーチ 女子ダブルスレッスン inSEN…
  3. ミズノ社製のアイスマットを使えば、夏場の厳しい試合も乗り越えられるはず
  4. これからの暑い時期にあると便利な、「高速製氷機」とは?
  5. ベイビーステップ 46巻 は、シングルスの試合の駆け引きの描写が秀逸

関連記事

  1. テニス メンタル

    戦術

    普段の練習で「綺麗なテニスコート」だけに慣れていると、いざ本番のコートでは苦戦するかも

    テニスの試合が行われるコートは、基本的には選べない。会場に着い…

  2. 戦術

    ゲームを「作る」とは、どういうことか?

    特に、ダブルスの試合ですね。「ゲームメイク」ができるか、でき…

  3. テニス ミス

    戦術

    「自分らしい失点、自分らしくない失点」という視点

    自分の獲ったポイント、ナイスなショットはしっかり覚えている。で…

  4. テニス 打点

    戦術

    「弱者が強者にテニスで勝つために」必要なのは、単純な粘りだけじゃ無い

    テニスでは、確かに実力差がある対戦もある。それはプロ選手の試合…

  5. テニス 格上相手

    戦術

    「技術的なミスと戦術的なミス」をしっかり分けて考えておけば、テニスの成長スピードは上げられる

    テニスに限らず、私が考えるミスは大きく分けて2種類あります。一…

  6. テニス メンタル

    戦術

    強い相手を前にして、アナタが出来ること

    ウィンブルドンの準々決勝の試合、ご覧になっていた方も多いかと思います…

特集記事

  1. テニス ストローク

    戦術

    センターセオリーを軸に置いて、常にアングルを狙うこと
  2. テニス リターン

    メンタル

    相手のサーブの調子が良い試合こそ、焦ってはいけない
  3. テニス 打点

    フットワーク

    テニスで必須のテクニック、「スプリットステップで大事なポイント」をアナタは実践で…
  4. ストローク

    テニスの試合で使えるフォアハンドを武器にしたいなら、「パワー以外の方向性」をお勧…
  5. 戦術

    相手の武器は、全力で潰しにいくこと
PAGE TOP