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俺のプレーはテニスを始めた高校生の頃に比べると随分と上達する事が出来た。
色んな人の助けもあってラッキーにも上達出来たんだけど、その上達の仕方って、今考えるとかなり地味なものだった感じである。
「このショットを手に入れたから、これから俺は勝てる!!」
みたいな、必殺ショットを編み出した訳じゃないからね。
「自分の中から見付けだせ!」テニスの試合で使える技術を磨くには、確率重視で
基本的にはこういう感じ。
例えば10本、ショットを打ったとしよう。
そのうち2本くらい「これはいい!!」と自分でも絶賛出来るショットはあるよね。
でも残り8本は、「まあまあ」か「ダメ!」というショット。
この段階では、20%の確率でしか打てない、「ナイスショット」は使い物にならない
でも使い物にはならないけど、条件揃えば打てる訳だから、普段の練習ではその条件をしっかり意識して、20%の確率を50%、80%って引き上げて行くのだ。
そして、80%以上でその「ナイスショット」を打てるようになると、それはその人にとって「ナイスショット」ではなく、「普通のショット」として試合で使えるのだ
こうやって全体的に底上げされると、また10本中2本くらいで更に良いショットが生み出されるのである。
それが生み出されたら、またその「新ナイスショット」の条件を、意識して試合で使えるくらい安定したショットに成長させていく。
テニスの上達ってそういうもんなんだよ
だから皆も普段の練習の中で、「新しいショットを編み出してやる!!」という考えよりも、いつも打っているショットの中で良いモノを見付けだし、その確率を上げてやろうという気持ちが大事だよ。
日々の自分のテニスをしっかり観察しよう。
■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ