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今日は高校生男性の方から。
県内ではシングルスベスト8の実力がありながら、その壁が超えられないとのこと。
もしかすると、先入観に捕らわれているかも・・・と感じました。
Q&A「自分はオールラウンダーだと思っていますが、武器がありません・・・。どうやったら試合で勝てますか?」
■テニス選手は、オールラウンダーであるべき?
個人スポーツ全般そうですが、基本はオールラウンドプレイヤーが強い。
欠点が無く、自分で攻撃と守備がバランス良くできないと、一人の試合では勝てません。
とはいえ、その意識ばかりが強いと今度は個性を磨く、特徴を出すのが難しい。
リスクを冒しても良いところで、消極的で無難なプレーになってしまっていませんか?
■「自分はこういうテニス」なんて決めつけるのは、50年早い
先入観は、成長の敵です。
自分のテニスをどこかで決めつけて、限界を作っていませんか?
私も昔はボレーが得意!と思っていましたが、意外と上のレベルではベースラインにいたほうがポイントが獲れたりもする。
周りの人に聞いてみたら、「お前はベースラインで粘るタイプでしょ?」と言われたりもしました。
普段テニスを一緒にしている人、または全く初対面でプレーした人に、客観的な感想を聞いてみると思わぬ発見があるかも知れません。
■「武器を作る」為には、まず自分を知ることから
自分を知れば、目指すテニスが見えてきます。
身長、体格、パワー、分析力、経験値・・・。
数値に出来る部分と、出来ない部分があると思います。
しっかり自分の中で自分のテニスを整理するには、一度書き出してみるのが一番。
嘘偽り無く、自分に正直に、一度しっかり書いてみて下さい。
その書き出した情報の組み合わせで、必ずアナタ自身の武器は創れます。
新しい技術や戦術で、自分自身を変えていくことに臆病にならないでください。
今実践しているテニスを大胆に変えようと試みることが、きっとオールラウンダーからの道が拓けます。
まだまだ高校生であれば、オールラウンドという言葉で丸く収まらず、ぜひ尖ったプレーも磨いてみて下さい。
きっと新しい発見があり、テニスを強くしてくれるはずです。