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試合の時、相手選手がどういうタイプだと嬉しい?
そしてどういうタイプだと面倒?
「あいつ、やなヤツ。」テニスの試合で対戦するのが面倒な相手って・・・?
もちろん200キロのサーブ打って来るとか、
フォアハンドストロークが強烈でラリーにもならない、なんてとんでもないレベル差がある相手は嫌だけど、ま、そこまでの人とは普段当たらないでしょ?
今自分がいるカテゴリーの範囲内だったらどうだろう?
嬉しいのはミスが多いタイプ。
攻撃力あってもミスが多ければ苦にならない。
左右に振ったらすぐにミスしてくれるのも楽だし、性格がキレやすくてミスを連発してくれるもありがたい。
逆に「面倒だな・・・」って感じるのは逆のパターンで、ミスをくれないタイプ
ミスをさせる為に、コートを端から端に走らせたり逆をついたり、ネットプレーを仕掛けてもなかなかミスをくれない相手はちょっと面倒だ。
だってミスをくれないとなると、最後まで自分で組み立てて決めないとポイントが稼げない。
もちろん良いプレーをする事自体はイメージしているから問題無いんだけど、それを全ポイントでやらなきゃいけないと気が遠くなってしまう。
理想は良いプレーをしたあとは、それを相手が警戒したり焦ったりしてくれてミスをプレゼントしてくれるパターン
スムーズに勝てた時は、だいたいこのパターンだよね。
ということは、普段の練習の時から振られても攻撃仕掛けられても、焦らずキレずにミスをしないようなプレーをする選手を目指しておかないといけない。
そのうえで、どれだけ攻撃力を持てるかだよ。
走れない、粘れない、キレやすい・・・なんて人がいくらパワーショット持っていたって、相手は何とも思ってくれない。
相手に勝つためには、地味だけどそういう要素が重要なんだよ。
■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ