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高校で実績を残して、鳴り物入りで大学生に。
でも、実際にそこで大きくつまづいてしまう選手、実は多いんです。
それはなぜか・・・を考えてみると、実に奥が深い。
私なりの見解を、書かせて頂きます。
県内ナンバー1だった選手が、なぜ大学テニスで行き詰るのか?
1.高校テニスは、考える必要が無い
極論、こうだと思います。
高校生は、考えなくても勝てる、技術力だけで結果を出せる。
都道府県によっては・・・ですが、ジュニアから経験を積んで技術があれば、考えなくて良いんですよね。
毎回同じテニスで、勝ててしまう。
考えなくても、準備しなくても、勝ててしまう。
これって、実は危険。
大学に入って、つまづいてしまう典型的なパターンです。
本人は、いたって真面目で「なんでだろう・・・」となるんですよね。
2.大学テニスは、甘くない
大学の体育会テニスは、甘くない。
それには2つ、理由があると思います。
あくまで、私の主観です。
大学には、高校と違って体育会とサークル、と大きく2つにテニスをする環境が分かれる。
体育会は、もう勝つことにしか価値を見出せない、厳しい環境。
だからこそ、シコラータイプもレベルが上がるし、考えるテニスをどのチームも徹底してくる。
もう1つは、大学は4年生まで部員として所属出来るので、年齢差がある。
医学部があれば、6年生まで現役としてプレー出来る。
1年生を待ち受ける壁って、高校以上に高い。
そこに理想と現実、のギャップが生まれやすいように思います。
3.行き詰ってこそ、テニス人生
そこで蘇って来れるか、またテニスがしたいと思えるかはその人次第。
高校まで順風満帆で来た人にとっては、かなり厳しい試練でしょう。
ですが、テニスを長く続けていれば、行き詰ることがあるのが当たり前。
テニスで行き詰る、という経験が出来ることって、本当に財産ですよ。
学生を卒業してから仕事や家庭で行き詰っても、テニスの経験が必ず活きるはずです。
もしかしたら今、まさに行き詰っている人がいるかも知れない。
そんな人からすると、今回の記事を読んでも辛いだけかも知れません。
ですが、きっとこうやって記事を読む、外の情報に触れる気持ちがあれば大丈夫。
テニスは逃げません。
いつでも待っていてくれる。
戻って来たときは、きっと一皮むけたテニス選手になれているはずですよ。
今回のまとめ