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テニスラケットとストリング。
ラケット選びには人一番気を遣う選手はいても、意外とストリング(ガット)いついて意識が高い人は少ない。
ですが、実際にどんなストリングを選べば良いのか、言葉も専門用語が多くてとっつきにくい。
改めて、基本の「き」からストリングに必要な知識を、一緒に確認しておきましょう。
【保存版】テニスのストリングについて、必要な知識を用語別にまとめてみました
■様々な素材
ナチュラル、ナイロン、ポリ、などの言葉が使われますが、一つずつ見ていきましょう。
ナチュラルとは、文字通り動物の腸などの天然素材を用いたストリング素材。
現在では牛の腸繊維を加工したものが多く、ホールド感もあり耐久性も備えていますが、高価で湿気の弱いので管理が大変という難点も。
ナイロン素材のガットは化学繊維で作られたストリング、これが最も一般的でしょう。
非常に種類も豊富で、色々なプレースタイルにマッチしたストリングが作られ、一般的にストリングが普及したのはナイロン素材のお蔭とも言えるでしょう。
そのナイロン素材の中でも「ポリエステル」素材に特化したストリングスが、ポリのストリング。
ハードヒッターですぐにガットが切れてしまう選手は、このポリの耐久性がかなり有効な助けになるでしょう。
しかし丈夫ではありますが、ガットのテンションを維持するのが難しいのがポリストリングの難点。
主にこの3種類のガットについて、まずは基本情報として覚えておいて下さい。
■テンションについて
テンションとは、ストリングをラケットに張る際の強さ。
数値が高いほど強く引っ張って張る、つまりは固くなるということになります。
ラケットには、必ず適正テンションといものが設定してあり、フレーム部分に書いてあるはず。
50-60と書いてあれば、50ポンドから60ポンドの間のテンションでこのラケットは張って下さい、という意味です。
この適正テンションの中で貼らなかった場合、ラケット自体が変形してしまう怖れもありますので、注意が必要です。
■コントロール性と耐久性?
ストリングを選ぶ際に、よくこの2つの要素が告知されています。
「コントロール性?」と思う方もいると思いますが、必要以上に飛ばずにボールに細かいラケット操作が伝わりやすい、という部分でコントロール性が高いという表現をする場合が多い。
また、耐久性という言葉については2つの意味があり、1つはストリングそのものの耐久性、そしてもう1つはガットのテンションを維持する為の耐久性、という部分。
どちらも大切な要素ですが、実施はそんな万能なストリングは無いと思って下さい。
「書いてあることと、違うじゃないか・・・」と思っても、それは仕方無いことですので情報として、アナタ自身で持っておきましょう。
実際に自分で打ってみた感覚が、一番大事なのです。
■ゲージは重要!
ゲージとは、ストリングの太さのこと。
私はこのゲージの要素が、最も大事なストリングの要素だと思っています。
ゲージが0.05ミリ異なるだけで、かなり打感が異なります。
細いストリングは球持ちが良く、よりホールド感があり、太いガットは弾く感覚が強い。
当然細いストリングは、それだけ切れやすい場合も多いのですが、太ければ良いというものでもない。
ぜひ、アナタ自身で「太さの感覚」を磨いて欲しいと思います。
■最近増えたハイブリッド
ハイブリッドという言葉をよく聞くようになりました。
ハイブリッドとは、縦と横で異なる種類のストリングを張る、という手法です。
最近ではプロ選手でも実際に実践する選手が増え、メーカーが独自で「ハイブリッド用」の商品をプロデュースするケースも増えてきました。
2つの要素の良いとこ取り、を目指すのが目的ですが、相性によっては相殺してしまうケースも。
アナタ自身で、情報を得て試してみることが一番です。
他にも、ストリングをどう張るかの技術やノウハウなど、色々な要素があります。
ぜひ、アナタ自身で研究してみて下さい。
大事なのは、自分でボールを打った打感をしっかり感じれるようになっていくということです。
ラケット以上に、実際にボールに触れているストリングの相性は大事。
ぜひ、アナタ自身で「これだ!」というストリングを、探してみて下さいね。