戦術

テニスの試合、ブーストポイントを作ろう!

試合の中で、「どうしても流れを変えたい…」という場面、ありますよね。

例えば0-3くらいでダウン、厳しいスタートになった時に。

ここ一番という時に、気合いだけではどうしようもないですよね。

自分の中で冷静に、ブーストポイントのようなモノを作ってみましょう。

試合前から劣勢になったらどうするか、イメージを湧かせてから試合に入ると落ち着いて対応できると思います。

ただ1セットマッチだと3ゲーム差くらいが本当に分かれ目、だと思います。

何かきっかけを作るなら3ゲーム差ついたタイミングがベストでしょう!

きっと実力差は、そこまで無い

0-3ダウンでチェンジコート、きっと厳しい場面ですよね。

でも、みなさんもご自身の試合を思い返してみてください。

年間で数試合を除けば、そんなに実力差がハッキリしてる対戦って少ないと思います。

どうしようも無くポイントも取れないような試合もありますが、ある程度ポイントは取ってるのにノーアドを落として0-3になるような試合も多いはず。

そこで、何をするか?です。

自分の中で整理出来ていれば、きっと試合の現場でも冷静に出せるはず。

テニスには、「サービスゲーム」か「リターンゲーム」しかありません。

この2つのパターンの中で、「ブーストポイント」を作るにはどうすれば良いのか?

言葉でイメージが湧かなければ、「チャレンジポイント」「勇気ポイント」など何でも良いです、自分に馴染みのある言葉で設定しておきましょう。

やると決めたら、迷いは不要。

あくまで私の場合ですが、こんな感じです。

サービスゲームなら「ダブルファースト」

え?と思う方もいると思いますが、正確には1.5サーブを2回打ちます。

セカンドサーブを入れにいくようなことだけは、もうしない。

ダブっても良いから、少しでも相手にプレッシャーをかける。

相手リターンを少し弱らせて、次のボールも積極的に展開する。

そう、「強打する」のではなく「展開する」というイメージです。

手がリードしている中で、普通に何となく進めても0-4のスコアになるだけ。

ですから、サーブから積極的にプレーするように意識を大きく変えます。

セカンドサーブもある程度強く打つ、そういうプレーを自分の中でハッキリやる。

これだけで、相手は結構怯んでくれて流れが来るようなことも経験してきました。

サービスゲームでは、こんな感じですかね。

リターンゲームこそチャンス!

正直、リターンゲームで0-3の場面ってかなり厳しいですよね。

もう2ブレイクダウン、ですから。

でも、そういう時こそ相手には隙が生まれやすい。

それに私たちアマチュアはプロ選手ほどサービスゲームのキープ率は高くない、チャンスはあります。

そこでどうするのか?ですが、ダブルスでしたら私は1つ作戦を決めています。

それは、「ストレートアタック&リターンダッシュ」です。

無謀に聞こえるかも知れませんが、相手の前衛にリターンをぶつけて、そのまま前に出てボレー戦に持ち込むようなイメージ。

味方のパートナーにはしっかり作戦を伝えておき、あとは勇気を持ってやるだけ。

ストレートリターンだけでもかなり勇気要りますが、そのまま前に出る…なんてどうでしょう?

相手がきっちり対応してきたら、当然苦しいです。

でも、3-0リードのサーブ側の前衛って、どこか休憩モードだったりしますから。

そこを一気に攻めて、前でプレッシャーをかけて、相手のリズムを崩したい。

こういう考えがあるので、今まで実行してきました。

そしてこれが結構効くんですよ、相手のメンタルも削れます。

3ゲーム差を1セットの中で追いつくなら、ただポイントを重ねていくだけでは厳しい。

1ポイント以上のダメージを相手に与えるような、ブーストポイントが必要!

ぜひ皆さんも、試合の中で試してみてください。

ピックアップ記事

  1. 【ご報告】YOUTUBEチャンネル、公開しました!
  2. テニスの試合に強くなりたい人が読んで欲しい漫画、「アルキメデスの大戦」
  3. 暑い夏のテニスの試合に備えて、瞬間冷却パックの準備は欠かせない
  4. 【少人数制】4/21(月) 八木コーチ 女子ダブルスレッスン&ゲーム会 …
  5. テニスの試合に持参するジャグボトルは、「サーモス スポーツジャグ 1.9L」くら…

関連記事

  1. 戦術

    優勢になってこそ、攻める

    最近私自身が試合をしていて、いや練習から、大事だなと思うこと。…

  2. テニス メンタル

    戦術

    「次はこんなボールが来そうだな」という感覚を、磨いていかないと

    相手のボールを予測する。これって、上級者だけがなせる技、でしょ…

  3. テニス メンタル

    戦術

    内角を攻めれない選手に、未来は無い

    今日は、久しぶりに野球観戦。オープン戦ですが、東京ドームに行っ…

  4. テニス 並行陣

    戦術

    試合後半で相手が攻め急いでるときは、体力切れを起こしている可能性大

    試合の後半、疲れてきても・・・・ぜひ、冷静に相手を見て欲しい。…

  5. テニス メンタル

    戦術

    トップ選手ほど、自分を変化させることに貪欲だから強い

    今朝の錦織選手の試合、ご覧になった方も多いと思います。見事にベ…

  6. テニス ガスケ

    戦術

    テニスにおける速い攻めは、コートの後ろからだと絶対に難しい

    連続攻撃で、相手に時間を与えないストローク。錦織選手も得意とす…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス 練習

    ストローク

    ストロークをしっかり振り抜けば、相手のボレーは怖くない
  2. テニス ストローク

    ストローク

    ストロークで深いボール、に対応する為の5つの基本
  3. テニス メンタル

    その他

    相手や周りを「褒めること」が出来る人は、きっとテニスも早く上達していく
  4. テニス メモ

    メンタル

    自分の限界は、言葉一つで超えられる
  5. テニス リターン

    ストローク

    バックハンドストロークが弱々しい時、後ろ足が上がってませんか?
PAGE TOP