テニス チャンス

戦術

試合中の自分のリードは、守るんじゃなくて投資に使う


試合のリードが、後半になると守れない。

こういう負け癖、が付いている人は何を変えていけば良いのか。

答えは簡単、リードをどうやって活かすか、という発想を持つということ。

難しいことは無いです、絶対に。

リードしたら守る?

それだとビビって置きにいくようなプレーばかり、になってしまいますよ。

 
 

リードを奪ったら、投資しよう

投資?どうやって?

リードを奪ったら、投資する。

投資って・・・株や為替じゃあるまいし、と思いますよね。

でも、私はこの発想が大事だと思っています。

自分の手元に、リードを置いておかない。

せっかくゲームカウントでリードしなたら、相手の立場に立って考えてみる。

そうすると、「どうやってこのリードを使うのか」が見えて来ます。

大事なのは、最後に勝つこと

アナタ自身が目指すのは、最後は勝利。

マッチポイントを握って、それを勝ち取る。

その為には、リードした時点ではまだ何も得ていないのと同じ。

でも、ついリードしてしまうと「これを守って、後半なんとかしのいで・・・」と思うじゃないですか。

大事なのは、リードを守ることじゃない。

最後に試合に勝つこと、ですから。

そのために必要なこと、を考えて投資していきましょう。

投資するということは、使うということ

つまり、リードを何かに使うということ。

4-1のゲームカウントでリードしたら、その3ゲーム差を何に使うのか。

その目的さえしっかり出来ていれば、使った結果無くなっても良いんです。

4-4に追いつかれても、それは想定内。

ただし、守ろうと思って必死に戦って4-4、なら何も残らないし辛い。

逆転負けしてしまうパターン、ですね。



さぁ、リードを投資していこう!

私なら、まず遊んでみる

リードを奪ったら、まず遊んでみる。

言い方は悪いですが、こっちは失点覚悟で色々なプレーが出来ますよね。

ネットに出ても良いし、ダブルスならチェンジプレー、フォーメーションプレーが使える。

そこで、相手の出方を確認出来るし、情報を集めることも出来る。

何より、相手はリードされている訳ですから。

オーソドックスでセオリー通りのプレーしか出来ない、と思いませんか?

投資出来る策、を持っておこう

まずは、策が無いと投資出来ない。

リードを奪っても、「何も投資先が無い」だと試合で辛いですよね。

お金でいえば、ただタンスに貯めることしか出来ない。

これだと、もったいないんですよ。

せっかくリードしたなら、その心理的優位性を活かさない手は無い。

そのために、先ほど書いたようなネットプレーや少し変わった策、戦術がアナタの手元に無いといけない。

それが、テニスの試合での投資先、になるはずです。

追い付かれても、慌てなくなる

こういう発想でプレーしていると、追い付かれても慌てない。

リードを活かそうと投資した結果、ですから。

ゲームカウントで追いつかれても、相手に色々見せておくことが出来たなら、それはまだリードしているのと同じ。

強がりでも無く、本当にそういうものですよ。

追いつくまでにパワーを使っているのは相手、ですから。

きっと、そこからまたアナタ自身がリードを奪える。

メンタルが強い、弱いではなく、こういう発想でプレー出来るかどうか、が大事です。

   

お勧めの練習法

リードした時の作戦、の整理

シングルスでもダブルスでも、整理しておきましょう。

アナタ自身がリードしたら、何を仕掛けていくのか。

相手が堅実にプレーするところに、何に投資していくのか。

練習試合の前に、書き出して整理しておくだけでも変わりますよ。

1-4スタートの1セットマッチ、をやってみる

私はよく、学生時代にこれをやってました。

1-4の状態からスタートして、リードしている側がどんなプレーで変化を付けることが出来るのか、を練習しておく。

リードされている側も、ただ粘っているだけなら相手の思うツボ。

どこかで積極的なプレーも必要ですから、その出しどころを考える良い練習になります。

リードされたら、一本調子にならないように

普段の練習試合から、これを意識しまsひょう。

今回は、リードを投資する側からの視点でしたが、リードされた側はどうか。

テニスの試合って、リードされると一本調子で同じようなプレーばかりになる人、多くないですか?

諦めてはいないけど、負けている状態で元気が出ない、無謀なことも出来ないし、何をやったら良いのか分からなくなる。

苦しい時に、何が出来るのかがその人の強さ、です。

アナタ自身、整理しておくことをお勧めします。



テニスは淡々と、ポイントを積み重ねていく競技。

プレーしては止まり、考え、またプレーする。

ですからリードされている側、している側、その心理が目まぐるしく交錯してるんですよね。

ちょっとの意識で、勝ち切れる選手になることは出来ます。

ぜひ、リードは投資していく姿勢でいきましょう!

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