戦術

試合結果に、先回りしよう

試合が始まる前、組み合わせが決定している。

もし対戦相手がアナタが知っている選手だったら、何を考えますか?

格上でも格下でも、勝敗の予測は何となく立ててしまいますよね。

これは、悪いことでも何でも無い。

大事なのは、先回りして調整する意識です。

 

試合結果に、先回りしよう

 


 

1.「普通にやったら負けるな」と思ったら?

格上相手の試合、過去に勝ったことが無いような相手。

こう考えるのが自然ですよね。

「ネガティブで、ダメじゃない?」と思う方もいるでしょうが、私は良いと思いますよ。

ある意味、現実を客観視出来ている訳ですから。

問題は、この先回りが出来たなら、どうするのかです。

「普通にやって勝てない」なら、何が出来るのか。

これがテニスの試合、では大事です。

 

2.未来に先回り、すれば変えられる!

過去の対戦の情報、記憶があれば有効ですね。

得意なコース、やられる形、も覚えているなら先回り出来る。

相手がやりたいこと、打ちたいコースを消していくのがテニスの基本ですから。

試合結果に先回り出来れば、各ポイントでも先回りが出来る。

相手の方が技術が上なら、その技術を使わせないためにはどうすれば良いのか。

これを考えておくこと、が先回りの本質です。

 

3.先回り癖を、テニスコート以外でも

私も、テニスを通じてこの先回り、得意になりました。

勉強でも仕事でも、プライベートでも、出来ているかどうかは別として、先回りしていく。

想定していた通り、にならないこともありますよ。

でも、大事なのは「毎回先回りして、予測の精度を上げていく」ということなんです。

何も考えないで準備していないと、予測の精度が上がらない。

上手くいった、違ったという実感も無いですからね。

試合結果に先回りして、その未来を変えていく。

この習慣は、日ごろの生活で養える部分でしょう。

 

4.もっともっと、未来に先回りしてみる?

今から20年後の自分、をイメージしてみましょう。

20年経ったアナタ自身が、今のアナタを見たら何と感じるでしょうか。

今、20年前の自分に声をかけるとしたら・・・何て声をかけますか?

こういう問いかけ、私は大事だと思います。

「どんな声をかけたいのか?」を考えてみると、それは立派な先回りでしょう。

目の前の試合も、当然大事。

しっかり先回りして、予測を立てて勝ち切ること。

そしてもっとその先、20年後くらいに先回り出来るとしたら・・・今日、明日をどう生きるのか。

テニスで何をどう、頑張るのか。

考えてみて損は無いと思いますよ。

 

試合に強い人は、色々なことが想定内。

試合中は「やっぱりね・・・こうなるか・・・」と、思ってるんです、強がりでも何でもなく。

試合結果に先回り、簡単なことでは無いでしょう。

ですがそれくらい客観性が持てれば、冷静に相手もよく見える。

次の試合で、少し意識してみて下さい。

ピックアップ記事

  1. 水で濡らして絞って振れば、何度でも冷たくなるタオルが使える
  2. 「最近使い始めた、ホワイトボードみたいなのって何ですか?」のご質問
  3. 飲んだらコンパクトに!パックアップボトルを持って試合に出かけよう
  4. テニス選手に必要なトレーニングは、「重り付き」縄跳びでしっかり身に付く
  5. 雨が多い時期の試合は、防水スプレーは必須アイテム

関連記事

  1. テニス メンタル

    戦術

    守備をしながら攻撃、攻撃をしながら守備

    テニスの試合は、当然ですが攻守全て自分一人でやらないといけない。…

  2. 戦術

    取りに行くポイント、自分で決めよう

    テニスの試合で強い選手は、勝負所に強い。それは、自分で「この…

  3. テニス ミス

    戦術

    緻密なコントロールこそ、試合では最高のプレッシャーになる

    相手にやられて、一番嫌なこと。みなさんは、何でしょうか?…

  4. テニス ハードコート

    戦術

    「正直、団体戦が苦手・・・」な人こそ、私はチャンスがあると思います

    最近頂いたご相談の中で、こういう内容のものがありました。「団体…

  5. テニス メンタル

    戦術

    相手に「何を意識させるのか?」を、考えよう

    私は何度も、「相手にプレッシャーをかけること」について書いて来ました。…

  6. 戦術

    ダブルスのチェンジプレー、図入りで説明します

    ダブルスの試合、前衛が動きたいけど・・・ストレートを抜かれるのも、怖い…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス ミス

    戦術

    相手との差を受け入れて、そこからがテニスの試合は勝負開始
  2. ストローク

    「深いストロークはなぜ有効なのか?」についてハッキリさせておこう
  3. 日々の雑記

    YouTubeチャンネル登録200人、ありがとう御座います
  4. テニス

    その他

    力の差は無さそうなのに、スコアで差が出るのは、なぜ?
  5. テニス ストローク

    ストローク

    全仏オープンを観て感じる、「ベースラインで粘る形」の進歩系について
PAGE TOP