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「試合で緊張して、力を出し切れません…」
こういうお悩みのご相談、恐らく一番多いです。
みなさんも、ご経験たくさんあると思います。
それで、悔しい想いもたくさん経験して来ましたよね。
でも、私は思うんです。
緊張しない人って、どうなんだろう、と。
「私は性格上、緊張しません!」という人も、中にはいますよね。
それって、本当に強い人でしょうか?
強がりか、何も考えていないか、天才か
さて、どれでしょう?
試合で緊張しない、という人。
この3つの中で、どれかに当てはまると思います。
確かに、本当に天才肌で周りを気にしない、緊張しない人はプロ選手にもいました。
でも、そういう人はごく一握り。
私たちの周りでは、ただの強がりか本当に何も考えていないか、のどちらかでしょう。
強がっている人は、本当は緊張してると思いますよ。
だって、それでこそ実は「強さ」になるんですから。
緊張するのは、当たり前
だって、そうじゃないですか。
試合に勝ちたい、その為に準備して来たんですから。
負けそうになる、危機に陥ると「まずい…」と思うのが当たり前。
ここで平常心、な人は、何も準備していない人ですよ。
勝ちに執着心が無い、負けても何も痛みを感じない人、でしょう。
私は、そういう人にはあまり興味がありません。
緊張しない人は、成長が乏しい
私は、こう思います。
緊張する人は、本気で勝ちたいと思って準備出来る人。
試合に対して、真摯に向き合えている人、です。
緊張しない人は、その逆ですから…みなさんの周りでも、どうですか。
成長が乏しい、と思いませんか?
勝利への執着心も無いし、向上心も無い。
こういう人は、「緊張しない」ことが良いことだと思っているようですが、そもそもおかしい考え方だと思います。
緊張感が、人を成長に導く
テニスだけ、の話じゃない
仕事でもプライベートでも、何でもそうでしょう。
緊張するのは、自分なりに「準備してきたことを、ムダにしたくない」と思うから。
だからその瞬間、精いっぱい頑張るし、失敗が怖い。
失敗は恐れてはいけない、とは思っても失点が怖いし、敗北は受け入れがたい。
これで良いんですよ。
こういう感覚、が無い人は成長出来ないですから。
テニスだけではなく、人生においてですね。
誰しもが、恥をかいて成長していく
これが、人間です。
たくさんの恥をかける場、がテニスにはある。
試合に出ることで、私たちはその機会を得ることが出来ている。
普通の人、社会人を見てみて下さいよ。
「試合」なんて考えられますか?
緊張感、負けたら悔しいなんて無縁の人たちも多い。
こういう人より、私たちは成長出来るチャンスがある。
まぁ、苦しいですけどね、緊張感の高まる試合の現場では。
緊張感が無い方が、私は辛い
最近、こう思うようになりました。
ただの練習試合、何となくやるテニスって、楽なようで辛い。
いや、数試合なら良いですよ。
でも、ずっと緊張感も無いままにテニスをやるって、無理じゃないですか?
癖が付いてしまうのが怖い気もするし、勝負のスリルが無いと物足りなさが出てしまう。
緊張感が無い、方が私は辛い。
テニスの試合中毒、なのかも知れないですけど…。
緊張感の、その先へ
緊張しながら、良いプレーが出来たとき
これこそ、まさに成長を実感出来る瞬間、じゃないですか?
しびれるような場面で、自分なりに良いプレーが出来る。
これは、本当に努力の結晶です。
アナタ自身でしか、感じることが出来ない。
その日、そのポイントは、突然訪れるでしょう。
緊張=まずい、という勘違い
これを試合で、しないようにしましょう。
緊張している自分を、無理にほぐそうとしないこと。
緊張感を受け入れて、それを力に変えていく。
プレッシャーこそ、みなさんのエンジンそのものですよ。
だからこそ、緊張感を感じたら、それを前向きに受け止める。
みなさんなら、その力が既にあるはずです。
全ては自分の財産になる
緊張した試合、ポイント、生涯忘れることは無いでしょう。
私にも、何試合かそういう試合があります。
もう、今でも昨日のことのように覚えてますよ。
思い出しては、それが自信に変わる。
「あの時、緊張したけどやり切った自分がいる、だから大丈夫だ」と言い聞かせることが出来る、でしょう。
自分がテニスを、続ける理由。
色々ありますが、この緊張感の中で成長出来るから、というのが私は大きいです。
緊張しない人は、ハッキリ言ってダメ。
何かを変えないと、それ以上は強くなれないでしょう。
どんなに上達しても、上の試合に出るようになっても、緊張するときはします。
誰だって、人間ですから。
だから、テニスの試合は面白いんですよ。
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