その他

テニスの草トー大会ほど、残酷なものは無い

私は普段、テニス以外の競技も試合を観戦する機会が多い。

それこそ、プロの試合から一般、アマチュアの方の試合まで。

でも、そこで感じることがあります。

テニスの試合、草トー大会や市民大会って、残酷だなと。

レベルは自己申告制だし、ハンディキャップも無い。

もちろん、それが面白いと思えたら強いんですけどね。

私だって、心が折れるような相手と、大勢の前で試合をしないといけないこともありました。

そりゃもう、辛かったですよ。

 
 

対戦相手は、選べない

いきなりラスボス、かもしれない

草トーに出れば、対戦相手は選べない。

市民大会もそうですよね。

多少レベルの申請や年齢別、は出来ても、特に自己申告のレベルや実績なんて関係ない。

初心者の大会に上級者、なんてぞろぞろ出て来ますからね。

いきなり超強敵と対戦、なんてことにもなるんです。

そもそも、試合にならない

私も経験あります。

大学生のころだったか・・・千葉県の試合に出て、もうボコボコにされました。

その選手は結局優勝しましたが、草トーに出て来る意味が分からないような感じ。

JOPでも何でも出ていけば良いのに・・・と思いながら、悔しい想いをした記憶があります。

こういう経験、きっとみなさんも少なからずあるはず。

それでも、戦い続けないといけないんですから、試合って大変ですよ。

対戦相手は選べない、だから・・・

何を選べば良いのか。

自分の力が及ぶ範囲、それは自分自身です。

自分自身を、しっかり持っておく、準備しておく。

いきなり強い相手、試合にもならないような場面で、どうするのか。

自分を見失うことの無いように、何が出来るのか。

テニスの草トー大会は、残酷なもの。

準備出来ていない人は、試合がトラウマになってしまう方も多いはず。

自分を変える、準備するしかないんです。



何かに腹を立てても、損するだけ

行われるのは、テニスの試合

どんなに悔やんでも、文句を言っても試合は始まります。

それこそ、強い相手と、みんなの前で。

もう、覚悟を決めるしかないですね。

何かに腹を立てても、それはアナタ自身が損するだけ。

難しいことを、楽しもうという姿勢をどこかで見出しましょう。

せっかく対戦出来るなら、一泡ふかせてやろうか、と。

そうすれば、アナタ自身の成長に必ずつながるはずです。

「申し訳ない」という気持ちは、絶対に持たない

対戦相手に、向かっていく。

どうしても、明らかな力の差があると、「何だか、申し訳ないな・・・」と思う気持ちになると思います。

でも、それは厳しいようですが、自分への甘えでしかない。

申し訳ない、可哀そうな自分、という思い込みをしたいだけ。

絶対絶命でも、少しでも勝とうという意識を残しておくこと、大事です。

例え、その試合が負けたとしても

将来、絶対に活かされます。

「高いエントリー費払って、なんだか損したな」と、その瞬間は思うでしょう。

でも、私も思い出してみれば、良い経験だったなと。

強い相手の球を受けて、心が折れて、また立ち上がる。

人間心が折れるような経験が無いと、強くなれないですよ。

自分を変えよう、とも思わないですからね。

そういう機会がある私たちテニスプレイヤーは、まだ幸せなんじゃないですかね。

   

とはいえ、今のテニス界にはNo!を

私は、突きつけたい

結局、初心者の方が試合に出ることが出来ない。

自分と同じくらいのレベル、試合経験の人との試合を出来る場が、今の日本にはなかなかありません。

出たとこ勝負、あまりにも酷い環境だな、と私は思っています。

市民大会もエントリーが減り、もはや商業コーチやスクールコーチの営業の場にしかなっていないような大会、も多くあります。

一般のエントリーが減っていることに、何の危機感も無い。

これって、テニス界の芽を自分で摘んでいるようなものじゃないかなと。

自分と同じか、少し上のレベルの人と試合を

たくさん出来る環境を、しっかり整備したい。

もちろん、そうやって頑張っている方や団体もたくさんいます。

試合って、やはり自分と同じか少し上の人とどんどんやった方が実力が伸びる。

一部の人だけが商品や賞金をかっさらっていくような大会は、本当にダサい。

みなさんもそう思いませんか?

T-PRESSで、一石を投じます

いつになるか分かりませんが、何か仕組みを作ります。

出来れば来年、遅くとも再来年には。

初心者の方、テニスを始めて間もない方が、しっかりステップアップしてける試合の環境を作りたい。

同時に、上級者のみなさんにも、出来るだけ新しい対戦相手と試合が出来るような環境を整備したい。

試合に出る人を育てて、育ったらどんどん外に出てもらい、上を目指していける環境。

言葉にすれば簡単ですが、これが難しいのが今の日本テニス界。

頑張ります、本当に。



だからこそ、みなさんは凄いんです。

試合に出る、負けてもチャレンジして、苦しい環境に挑んでいる訳ですから。

そういうみなさんを、本当に良い方向に導くヒント、にならないといけないなと。

新年、改めて感じています。

私も試合を頑張りながら、もっともっと勉強していきます!

ピックアップ記事

  1. 男子シングルスの試合を戦い抜くなら、大量発汗にも耐えうるタオルチョイスを
  2. 夜のランニングのマストアイテム、蛍光色グッズで安全にトレーニングを
  3. プロテニス選手を目指したいなら、英語は必須!実用的なテキスト5つ
  4. 何度でも消して使える、ウェアラブルメモはテニスでも使えそう
  5. 【初開催】5/29(水)~30(木) T-PRESS プレミアムキャンプ in千…

関連記事

  1. その他

    西岡選手を応援したくなる、その理由

    「普段、応援している選手はいますか?」というご質問を、頂きました。…

  2. テニス 環境

    その他

    「チャレンジした上でのミス」が許されない環境の中で、学生テニスプレイヤーは画一化されていった

    学生の皆さんのテニスを見ていると、僕らの時代と違う印象を持つことが多い…

  3. テニス ストローク

    その他

    テニスの絶対原則「ニアサイドを塞いでコート端に打たせる」ことで、ポイントを稼ぐことの重要性

    シングルスでもダブルスでも、ポイントのほとんどは相手のミスや無理をした…

  4. その他

    テニス部のみんながやる気にならないのは、個人ではなく仕組みの問題です

    毎日寒くなってきて、外でやる部活やサークルもちょっと億劫になってしまい…

  5. テニス メンタル

    その他

    大学テニスの大会を観ていて感じる、「閉塞感の源はどこにあるのか?」を考えてみる

    連休中は縁あって、有明テニスの森公園にいる日が多かった。そこで…

  6. テニス シングルス

    その他

    テニスの試合で「打つコースがバレバレ」になってしまう人の特徴4つ

    良いコースにストロークやボレーを打っても、相手が先回りしていて反撃され…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス 練習

    練習メニュー

    練習中にコート上に落ちているボールの数だけ、アナタのチームの弱さである
  2. テニス ストローク

    シングルス

    初中級相手のシングルスの試合なら、「バックの浅いスペースにスライス」を徹底して打…
  3. テニス メンタル

    メンタル

    「勝負事に勝つイメージを付けたい!」人に超絶オススメなのドラマ作品とは?
  4. テニス 試合

    その他

    テニスというスポーツは、アナタに何を求めているのだろう?
  5. ダブルス

    「ダブルスの連携術」はテニスの試合の中での優先権の確認から!
PAGE TOP