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大一番での緊張した試合では、「流れる時間のスピードが違う」ことを覚えておこう

目次

待ちに待った大一番、応援してくれる人もいて、自分の力を発揮したい場面。

相手も格上だけど、チャンスはありそう、みたいな試合、アナタは経験したことがありますか?

テニスの試合、大一番の試合になればなるほど、試合の体感スピードは変わってくること、覚悟しておきましょう。

そう、アナタが意識しないと試合はどんどん、早く進んでしまうのです。

 

大一番での緊張した試合では、「流れる時間のスピードが違う」ことを覚えておこう

 


 

■試合慣れしている相手、はテンポよく進めようとする

アナタが大一番で、自分より強い相手に立ち向かっていくとき。

相手はどんな心理状態でしょうか?

きっと、「早く試合を終わらせたい・・・」と思っているでしょう。

場慣れもしているし、どんどん試合を進めていける。

なるべくポイント間もチェンジコートも、時間を使わないでポンポン試合を進めていきたい、そう考えるはず。

そしてアナタが何も考えないでいると、相手の思うツボになってしまうのです。

 

■テニスは自分で試合スピードをコントロール出来る競技

落ち着いて、試合のテンポを遅らせることが大事。

テニスはポイント間の時間は、ある程度自分でコントロール出来る。

10秒間、しっかりポイント間で時間を使ってみて下さい。

きっと試合を速く進めたい相手は、イライラしてペースを乱してくれるでしょう。

そう、アナタ自身が「勝ってやるんだ!」という、強い意志を伝える手段にもなるのです。

 

■気付いたときにはもう遅い・・・とならないように!

サクサク試合を進めて勝てるのは、アナタが実力的にかなり上回っているときだけ。

大抵、拮抗した試合や番狂わせの試合は、長くなることを覚悟しましょう。

長くなる、というより長い試合に持ち込むのが大事。

長い試合になれば、観客もアナタがコントロールして味方につけることが出来るかも知れない。

何も考えないでのほほんと試合に入っていくと、気が付いたら0-4でどうしよう・・・なんてことに、なりますよ。

 

テニスに限らず、インターハイや全日本選手権、甲子園のような大会では、本当に試合が進むのが速い。

そう、限られた時間での大会運営、という観点でもそうですね。

審判が付いている試合では、試合を速く進めようとする人の圧力もあるでしょう。

ですがそれに、負けてはいけません。

ルールの範囲内であれば、時間を使うことは許されている。

じっくり試合を進める技、身に付けておきましょう。

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